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知っておきたい店情報

めんばぁ?坊

肉や野菜と煮込んだラーメン鍋で焼酎を飲む

2006年1月27日

文=服部 貴美子
写真=太田 未来子

夜の営業時は、泉谷氏が選んだ15種類前後の焼酎がカウンターに並ぶ。

酒を飲んだ後はラーメンで締める、という人も少なくないだろう。ただし、それは居酒屋を出た後というのが一般的。ところが、居酒屋のメインメニューとしてラーメンを提供する店が登場した。店名は「めんばぁ? 坊」。12月2日にオープンした。

昼はうどん・ラーメンの店として営業し、夜はバー風カウンターの居酒屋に様変わりする。


麺類の店と居酒屋の二毛作を選択したのは、同店の立地が理由。オフィス街と住宅地が混在する地域にあり、昼のメイン客は、近隣で働く会社員だが、夜は少人数の女性グループや独り暮らしのお客をターゲットに設定したためだ。

コンソメに、ゴマ油で炒めた鶏肉・豚肉・野菜類を加えたあっさりしたスープがベース。好みに応じて、ネギ、ゴマ、コチュジャン、ニンニク、生卵、自家製醤油を加えると、また違った風味が楽しめる

夜の営業では焼酎のつまみに、各種一品料理も提供するが、店イチオシのメニューは、「ラーメン鍋」(990円)。

「 単純なラーメンではなく、肉や野菜と煮込んだラーメン鍋にしたのは、野菜がたっぷりと入れられてヘルシーなため」と、オーナーの泉谷眞行氏。

女性のグループや単身者など、健康に留意する人に向いていると判断した。1人用の鍋とコンロを用意して、単身のお客が食べたり、女性のグループ客が酒のアテに2人で分けやすいよう配慮している。


泉谷氏の実家は、製麺卸業者。6年ほど前に飲食店経営に参入。麺料理の店「めん坊」を立ち上げた。現在は大阪・京都にFC店5店舗を展開している。その店で、讃岐うどんと肩を並べる人気なのが、うどんの製法を生かして作ったラーメンの鍋。家族向けメニューとして好評だった。


以前は串カツ店だった物件を居抜きで活用するなど出店費用を大幅に抑えた

「うどんと同じ中力粉を使い、かん水を多めに配合。足で踏み込む製法なので、コシが強くなる」(泉谷氏)。

今後、夏場はラーメン鍋を、キムチ風の味付けにするなど改良し、通年メニューとして提供する予定だ。

店舗DATA

大阪市住吉区我孫子3-9-15 北野ビル1F
TEL:06-6699-2725
2005年12月2日開業●店舗面積/12坪(約40平方メートル)、15席●営業/11:00~14:30、17:30~翌1:00●定休日/日曜日●客単価/約2000円(見込み)●一日の客数/50~60人(見込み)●月商/200万円(目標)●初期投資額/約300万円●スタッフ数(ピーク時)/3人●経営/泉谷眞行


※この記事の情報は、2006年1月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。