「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

知っておきたい店情報

1g1円の量り売りカレー

カレーボウヤ(カレー店、東京・御徒町)

2006年4月28日

文=齋藤 訓之
写真=高瀬 信夫

トッピングを含めて632gのカレーと、「サラダ」(100円)、「手作りラッシー」(100円)。カレーは10種類の野菜と果物、牛スジが主な材料。ライスは白飯と、押し麦や発芽玄米などを配合した「十五穀米」から選べる

カレーライスをお客が自分の食べたい分だけ盛り付け、その量に応じて代金を支払う量り売りの店が、東京・御徒町に登場した。

お客はカレー皿を取り、ライス、カレー、ハンバーグやロースカツなどのトッピングを盛り付ける。単価はカレーもライスもトッピングも一律1g1円。レジで計量して支払う仕組みだ。10g未満は切り捨てて計算する。計量の際、「555g」「777g」のようにゾロ目が出た場合は、次回来店時に使える無料券を発行するというゲーム性も持たせている。

食欲に応じて、好きなだけ盛り付けられる点が好評で、たっぷり食べたい男性客にも、量を控えたい女性客にも人気がある。午後や夕方の飲食店に客が少ない時間帯にも、「ちょっとだけ食べたい」という小腹が空いたお客が来店するという。


平均的な盛り付けは男性700g、女性400g

この業態は、居酒屋「しょう助」など10店舗を展開する出井商事(東京都新宿区、出井武泰社長)の子会社、日本再生ビジネスコンサルタンツ(同、三谷学社長)が、「ランチタイムなど居酒屋の未開拓な時間帯のビジネスとして開発した」(同社CBOの金谷健司氏)。2005年8月から、東京・新宿西口にある店のランチタイムに、平日11:30~14:00の2時間半だけで営業をスタート。月商100万円を売り上げている。

オペレーションを簡単にすることと話題作りを狙ってこのスタイルを選んだ。人件費率を抑えた分、食材原価を35~40%と高めに設定している。F/Lコストは55%で推移。


店頭の4コママンガでカレーの量り売りの仕組みを説明している

計量時には「お皿の重さを引きます」と必ず一言添える


通常店舗の第1号店となる御徒町店は、食品卸のクサマ(東京都中野区、草間福治社長)がフランチャイジーとしてオープンした。

今後は、フードコート向けなど出店場所に応じた事業パッケージの開発を進めながら、本格的なFC展開を目指す。


店舗DATA

東京都台東区上野6-2-7 宮入ビル1F
TEL:03-3832-9749
2006年3月1日開業●店舗面積/約17坪(56m2)●席数/24席●営業/11:00~22:00、無休●スタッフ数/3人(ピーク時)●客単価/630円●1日の来客数/約160人●月商/300万円(目標)●FC本部/日本再生ビジネスコンサルタンツ(03-6666-9441)


※この記事の情報は、2006年3月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。