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知っておきたい店情報

コラーゲン豊富な豚足料理

新美肌促進食堂 燈・巴家枇(豚足料理店、福岡・今泉)

2006年5月24日

文=中野 智恵
写真=今井 成明

骨太で肉厚な鹿児島県大隅半島産の黒豚の豚足を使用。「トロトロ黒豚とんそくの赤ワイン煮」(手前、880円)、「黒豚とんそくのコリコリシュウマイ」(右、650円)、「黒豚とんそく南蛮」(左、680円)

「コラーゲンたっぷりの豚足できれいな肌になりたい!」と望む、20代から60代まで幅広い年代層の女性たちで連日、満席が続いているのが福岡の豚足料理専門店「新美肌促進食堂 燈・巳家枇(ひ・みやび)」だ。開店1週間後から、予約は2週間先まで取れない人気ぶり。来店客の2~3割はリピーターという。

豚足を使ったメニューは40種類以上。炊く・煮る・焼く・揚げるなど、さまざまな調理法が用いられているため「豚足ばかり」と客を飽きさせることがない。「見た目が苦手」と敬遠しがちな人も楽しめるよう、足の形がわからないように加工し、抵抗感をなくす工夫も凝らす。見た目には豚足とわからない料理も多い。

そもそも何故、豚足なのか? 経営するhimiの岡島ヒミ社長は、「女性をキレイにしたい。美を追求したレストランを、というのがそもそもの発想。美肌効果のあるコラーゲンが豊富な豚足は、和・洋・中どんなジャンルの料理にも加工しやすい。原価も安いので、料理をリーズナブルに提供できる。それに、世界中どこを探しても豚足料理専門店はなく、ライバルがいないのも魅力だった」と語る。


(左)一番人気の韓国風鍋「博多チョッパル鍋しゃんしゃん」(1人前950円で2人前から)。チョッパルは韓国語で豚足、しゃんしゃんは博多弁でお嬢ちゃんの意味
(右)2階はテーブル席。各席がカーテンや仕切りで区切られ、プライバシーが守られている

現在、月商は750万円。初期投資700万円は2カ月で回収した。古い民家を借りた店舗で家賃が1坪7000円と安く、内外装も自分たちで行ったために経費がかさまなかったという事情はあるが、数字が好調さを語る。


住宅街の細い路地裏でひときわ目をひく赤の外観

年内にはニューヨークへの出店も予定。「ニューヨークで成功できれば、世界にニュースが発信される。昔は寿司も敬遠されていたが、今ではしっかり市民権を得ている。同じように豚足料理を広げ、パイオニアとなりたい。その後もロンドンやスペインなど世界各地に出店し、現地の豚を使ってみたい」(岡島社長)と“豚足料理で世界進出”を計画している。


店舗DATA

福岡市中央区今泉2-1-16
TEL:092-713-1383
2006年1月11日開業●店舗面積/27.2坪(約90m2)●客席/40席●営業/17:43~翌4:00、不定休●客単価/3600円●1日の来客数/60人●スタッフ数(ピーク時)/8人●月商/750万円●初期投資額/700万円●経営/himi


※この記事の情報は、2006年4月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。