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知っておきたい店情報

釣りとカラオケができる巨大居酒屋

フィッシングダイニングクラブ龍宮(釣りダイニング&カラオケ、横浜・関内)

2006年6月16日

文=大谷 珠代
写真=橋本 浩美

店内では老若男女問わず釣りを楽しむ姿が見られる。竿のレンタル代は210円

横浜市のJR関内駅前に、店内で釣りやカラオケが楽しめる居酒屋が登場した。和食店などを展開するせんざん(横浜市、山泉篤社長)の新業態だ。

商業ビルの5階を丸ごと使った店内は400坪(約1320m2)と広く、入って右側が釣りダイニング、左側がカラオケのゾーン。ダイニングゾーンは人工の海に岩場、釣り船を配すなど海をイメージした造りで、お客は船上や海の周囲に配置された個室からタイやヒラメなど約15種類の魚釣りを楽しめる。釣った魚は活造りや塩焼きなど好みの調理法で食べられるほか、通常は1匹調理してもらうと2800円するタイが、釣れば1980円になるなど、料金も安くなる。寿司、串焼き、一品料理も充実しており、客単価は昼1300円、夜4000円を見込む。


一方、25室あるカラオケルームはどれも和風で、堀ごたつの部屋もある。カラオケ機器やモニターは障子やすだれで隠されており、カラオケルームには見えない部屋ばかり。実際、一部の個室はダイニングが満席の際に食事用にも使えるという。

食事スペースとしても使える和風のカラオケルーム。普段は木製のカーテンが閉じられ、カラオケのモニターが見えないようになっている。カラオケは17時までは1人30分240円(月~金)、17時以降は同500円

入り口にかかった太鼓橋を渡ると店内。右へ行くとダイニング、左はカラオケのゾーンだ

カラオケゾーンの廊下。手前半分は京風、奥半分は朱塗りの壁の琉球風と凝っている

もちろん、カラオケ用に使う場合でも、刺身や寿司など居酒屋メニューの一部を注文でき、本格的な料理を楽しめるのが従来のカラオケルームと大きく異なる点。「食事の後に歌いに来てもらうほか、宴会や接待など新しい使い方が期待できる」と山泉社長。「人々の関心がモノからコトへ移る中、今後外食ビジネスは、こうした時間消費型の空間ビジネスに変わっていくはず」と、今後の展開にも意欲的だ。

店舗DATA

横浜市中区真砂町3-33 セルテ5F
TEL:045-227-6611
2006年4月21日開業●店舗面積/400坪(約1320m2)●席数/350席(うち居酒屋170席、カラオケルーム25室)●営業時間/居酒屋=11:30~24:00(平日は15:00~17:00クローズ)、カラオケ=11:30~翌7:00、無休●スタッフ数(ピーク時)/35~40人●客単価/居酒屋:昼1300円、夜4000円●目標月商/5000万円●経営/せんざん●初期投資額/3億5000万円(物件取得費除く)


※この記事の情報は、2006年5月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。