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知っておきたい店情報

アンチエイジングメニューのレストラン

PARIE ─パリエ─(フランス料理、大阪・心斎橋)

2006年6月23日

文=服部 貴美子
写真=夫馬 潤子

6月は脳の活性化がテーマ。「プレ・ノワールのポーチ ピーナツ風味のアリオリソース アスパラガス添え」(奥)をメインに、「胡麻風味のノルウェーサーモンのポワレと黒米のリゾット」、「人参・クレソン・キノコのサラダ カムカムのヴィネグレット」、「美肌スープ」というコース

マスコミで話題のキーワード「アンチエイジング(老化・加齢への対抗)」をコンセプトに、健康・美容への効果をうたったメニューを出す飲食店が増えている。

心斎橋の老舗フレンチレストラン「PARIE」もその1つ。今年1月から始まった月替わりの「アンチエイジング・コース」(3675円)では、例えば大豆(コエンザイムQ10)、鶏のトサカ(ヒアルロン酸)、豚足(コラーゲン)といった美肌に良いと言われる食材や、ネギ(アリシン)、ニンニク(硫化アリル)、アスパラガス(ルチン・葉酸)といった抗酸化作用があると言われる食材などを組み合わせている。1食で30品目以上の食材をバランスよく摂取できるうえ、総カロリーも抑えることで、「フレンチ=高カロリー・高脂肪」というイメージを払拭した。


1階のカジュアルビストロから階段を上がると、2階は落ち着いた雰囲気のフレンチレストラン。セミナーを目当てに、流行に敏感な女性客が来店する

店頭には講師の写真入りチラシを掲示している

さらに、同店ホームページの制作会社、アナログリレーションズ(大阪市)からの助言を受けて、「アンチエイジングアカデミー」を毎月1回実施。各分野の専門家を招いての美肌メイク講座やカラー診断など、「外面からの磨き」もサポートする。

婚礼関係の予約が少ない平日のパーティールームをセミナー会場として活用することで、店全体の集客率や回転率が向上。「アンチエイジング・コース」のオーダーも初月だけで2ケタを数える好調ぶりだ。

「テーマが奏効したのか、従来よりやや年齢層の高い女性客を集客できた」と語る竹村道雄店長は元・料理人。栄養に関する造詣も深い。デトックス、マクロビオティック、デザイナーフードなどをテーマにしたメニューのワークショップも手掛ける。

今夏には、花嫁のための美容講座など、レストランウエディングとの連携も始める予定だ。アンチエイジングという流行語に惹かれたお客を、いかに常連化させるかが今後のカギとなる。


店舗DATA

大阪市中央区東心斎橋1-17-28
TEL:06-6245-9993
1987年11月開業●店舗面積/90.2坪(297.8m2)●席数/114席(1階ビストロ38、2階レストラン36、3階パーティールーム40)●営業時間/11:00~15:00、17:00~22:00、無休●スタッフ数(ピーク時)/12人●客単価/1階昼1200円・夜3500円、2階昼3500円・夜8500円●1日の客数/平日100人、休日150人●月商/1300万円●原価率/約30%●経営/ノヴァ企画●設計・施工/ノヴァスペースデザイン(TEL:06-6213-7730)


※この記事の情報は、2006年5月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。