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知っておきたい店情報

英国デザートの専門店

Trifles ─トライフルズ─(トライフル専門店、東京・代官山)

2006年7月7日

文=やぎぬま ともこ
写真=高瀬 信夫

手前はホールタイプの「チョコレート&チェリー トライフル」(2100円)、価格は大きさによって異なる。グラス入りのトライフルは、「トーキョー・トライフル」(左、530円)、フルーティトライフルの「ベリー・ベリー」(右、530円)、「イチゴ・バナナ」(奥、530円)。層を成して素材が重なり合う様子が見えるようにガラス器に盛りつけている

世界で初めてトライフルの専門店が東京・代官山に登場。マスコミからの注目を集め、英国好きやスイーツマニアの間で人気を呼んでいる。

トライフルとは、生クリームやカスタードクリーム、フルーツやシェリー酒、ジャム、スポンジそしてローストアーモンドなど、様々な味や色の素材を重ね合わせた英国のデザートで、同国では老若男女を問わずに愛されている家庭の味だ。同店は英国の食文化を伝えたいと2005年10月にオープン。

売れ筋は、定番の「トラッド」。ディレクターの1人、古谷優子さんが英国家具・雑貨を扱う仕事で、10数年間、日英を行き来する間に自分の舌で覚えた本場の味を再現した。1837年創業の英国のカスタードパウダー「バード」など、定番素材を基本に忠実に組み合わせて仕上げている。

この他のメニューは季節ものなどを含めると全8~9種類。ロンドンのレストラン「セント・ジョン」のレシピを再現した、エル・カンダド(シェリー酒)をたっぷりと使ったタイプや、「チョコレート&チェリー」、白玉練乳などを入れた和風仕立ての「トーキョー・トライフル」など様々なメニューが揃う。ホールタイプのトライフルは、皿の種類からフルーツのトッピングまでセミオーダーで注文ができるとあって、ホームパーティー向けのテイクアウト商品として非常に喜ばれている。


(左)様々なトライフルが並ぶショーケース。グラス1個を返却するごとに、カードにスタンプを押印。6個スタンプがたまると、好きなトライフルを1個プレゼントする (中)店内はモダンな英国調。古谷氏がセレクトしたテーブルウェアの雑貨類、英国の紅茶や食材商品などが売り場づくりに華を添え、客単価向上に一役買っているようだ (右)店名のほか、トライフルの写真もあしらった店頭

英国のモダンさを表現した店内は、イートインに対応し、天然ハーブからエキスを抽出した英国生まれのナチュラル飲料などと共にトライフルを楽しめる。同店のコンセプトは、トライフルのように重ね合わせることを基本に考え、英国大使館ともパートナーシップを組み、拡販を図る。

今後はケータリングや食のセレクトショップへの卸しも視野に入れているという。


店舗DATA

東京都渋谷区恵比寿西2-17-11
TEL:03-3464-4410
2005年10月25日開業●店舗面積/8坪(26.4m2)●席数/10席●営業時間/11:30~20:00、無休●スタッフ数(ピーク時)/3人●客単価/1500円~2500円●1日の客数/平日100~200人●月商/公表せず●経営/トライフルズ●設計/福田晶子(TEL:03-3770-6808)●設計/ディメイン(TEL:03-5467-7517)


※この記事の情報は、2006年5月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。