「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

知っておきたい店情報

家庭料理のバイキング

森の家庭料理レストラン(家庭料理バイキング、茨城県茨城町)

2006年10月20日

文=やぎぬま ともこ
写真=高瀬 信夫

料理は「手作り豆腐」「とろろ」「むかし麦ごはん」「タラコスパゲッティ」「塩サバ」のほか海藻や豆料理、旬のフルーツなど多彩なメニューが並ぶ

JA全農いばらきが直営する農畜産物の直売所や農園を併設させた「ポケットファームどきどき」は、作り手と食べ手をつなぎ、自然、農業、食べ物について知る、考える、そして体験できる新しいタイプのミニテーマパークだ。生産者らは、自分が作ったものをお客がどのように食べているかを知ることで、作るものへの責任や生産の喜びを感じている。

同施設内で人気を集めているのが「森の家庭料理レストラン」。「オープン当初は中堅のファミリーレストランに委託していたが経営方針などが施設コンセプトと合わず、2004年から直営に移行した」、とJA全農いばらきの鎌田定宗部長。


バイキングスタイルの料理は、ランチで大人1365円、70代以上のシルバーは1155円、小学生840円、幼児(4才以上)525円、ディナーは大人1470円、シルバー1155円、小学生840円、幼児525円。3才以下は無料となっている

直売所や農園の採れたて野菜をふんだんに使い、主婦の感覚を大切にしたレストランを目指し、毎日食べても飽きない家庭料理を提供し始めると、徐々に口コミでお客が増え始めた。今では、客席120席で月商1700万円を売り上げる。

料理はその日によって変わり、「黒糖コロッケ」「手作りソーセージと野菜の炒め物」「梅シソパスタ」など、様々な料理がバイキングスタイルで約80種類並ぶ。野菜や肉だけでなく調味料もこだわった。テーブルの上の花は、ファーム内に咲く四季の花を活ける。

お客の中には毎週末、東京・世田谷から通ってくる常連もいる。週末のランチ時には、12時過ぎには入店を断ることもしばしばだ。


(左)バイキング用の皿は木製。箸は竹箸を使用
(右)くぬぎ林に囲まれた同店

バイキング形式にもかかわらず、利用時間を限定しないのは、「お客一人ひとりにゆっくりと満足して帰ってほしいから」という。営業前には、朝礼を30分行い、日々の問題点や食材の知識などについてスタッフ同士で話し合う。

アンケートに協力してくれたお客には、その日に手書きで返事を出すとなど、細やかな気配りもこのレストランの魅力だ。


店舗DATA

茨城県東茨城郡茨城町下土師字高山1945
TEL:029-219-1161
2004年7月開業●店舗面積/130坪(429m2)●席数/120席●営業時間/11:30~14:30、18:00~21:00、無休(臨時休業あり)●スタッフ数/13人●客単価/1000~1400円●1日の客数/400人●月商/1700万円●原価率/42%


※この記事の情報は、2006年9月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。