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知っておきたい店情報

プルコギ+すき焼き=「プルスキ」

神戸元気食堂 プルスキ屋(創作料理店、東京・渋谷)

2006年11月24日

文=鈴木 裕美
写真=小川 玲子

プルコギのタレとすき焼きの割り下をベースにしただしで食べる「プルスキ」(4人前)

東京・渋谷で、韓国料理のプルコギとすき焼きを融合させた創作料理「プルスキ」を提供する「神戸元気食堂 プルスキ屋」が人気だ。今年5月のオープン以来、月商は右肩上がり。9月は、約14坪(45m2)の店舗で450万円を記録した。

プルスキとは、プルコギのタレとすき焼きの割り下をベースにしただしを使う鍋料理。具材は牛ロースと牛モツ、つくね団子、韓国の餅のトックのほか、キャベツ、エリンギ、シメジ、モヤシ、玉ネギ、長ネギ、ジャガイモ、ゴボウ。野菜がたっぷり取れるとあって、健康を気遣う20~30代の女性客が7~8割を占める。

経営するのは、東京と神戸で他に5店を展開するコーズダイニングシステム(神戸市、池原晃喜社長)。開発に着手したのは2003年6月。当時、神戸で経営していた4店のうちの1つ、韓国創作料理店「雑菜(ジャプチェ)」で調理を担当していた池原社長は、さらなる出店を控え、「自分が準備に奔走して厨房に立てない間、調理技術の低いスタッフでも簡単にできる美味しい料理」を作る必要に迫られた。

思い付いたのが、だしさえきちんと作れば味がブレない鍋料理。しかも、提供直前の調理作業もほとんど必要ないという手軽さだ。スタッフが具材やだしの味を試行錯誤し、「雑菜」で提供してみたところ、来店客の半数が注文するほどウケた。これに自信を得、東京での専門店出店に至ったという。


(左)料理3品とうどん、花火付きのデザートが付くコースは1人2000円から
(中)「野菜がたっぷり食べられる」をウリにし、ターゲットは女性客。「女性客が好みそうな格好いいスタッフを集めた」と池原社長
(右)金曜夜は満席に。コース料理の注文が7割を占める

牛肉を使った料理は、BSE問題の余波などが気になるところ。しかし、池原社長は「牛肉料理ではなく、あくまでプルスキを売り込む」とし、状況によっては牛肉以外に鶏肉や豚肉も使用するという。

同店の店名、プルスキという料理名と調理法は商標登録済み。池原社長は、神戸発のアイデア料理を東京で広めようと意気込んでいる。


店舗DATA

東京都渋谷区神南1-20-9 渋谷パークウェイビル2F
TEL:03-3464-0788
2006年5月開業●店舗面積/約14坪(45m2)●席数/38席●営業時間/11:30~16:00、17:00~23:00(L.O)、無休●スタッフ数/5~6人●客単価/昼700円、夜2900円●原価率/24%●人件費/24%●1日の客数/70人●月商/450万円●経営/コーズダイニングシステム●設計・施工/TPI(TEL:078-332-2888)


※この記事の情報は、2006年10月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。