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知っておきたい店情報

1日1200食を売る割烹スタイルのうどん店

つるとんたん 六本木店(うどん店、東京・六本木)

2007年2月2日

文=やぎぬま ともこ
写真=高瀬 信夫

手前が「明太子のクリームのおうどん」(1200円)。中央が土鍋に入った「鍋焼のおうどん」(1500円)。奥のオリジナルの大きなお揚げが入った「大判きつねうどん」(680円)は、一番人気。23時以降は、全メニューの料金が10%増しの深夜料金になる。うどんはグランドメニューのほか、四季のおすすめを4~5品揃える

毎日平均、1200食のうどんが売れるのはカトープレジャーグループ(東京都渋谷区、加藤友康社長)経営の「つるとんたん 六本木店」だ。96坪(316.8m2)の広さで、営業時間は11時から翌朝8時までのほぼフルタイム営業。いつでも自分の好きな時間に本格的なうどんが味わえる使い勝手の良さも人気の理由の1つだろう。

コンセプトはうどんの高級割烹。クリーム系の博多明太子やカレー、和系のきつね、しゃぶしゃぶうどんなど、680~1800円の価格帯で、約45種類もの味が楽しめる。

数種の小麦粉をブレンドして、店ごとに讃岐うどんの製法でイチから作りあげるうどんは、つるっとした喉ごしと独特のコシの強さが自慢。うどんは作りたて、切りたて、ゆでたてがモットーだ。


「宴コース」(4800円)は、季節の会席コース。コースの一部より。先付け(手前)、お造り(中)、八寸(2名盛り、奥)

元々、「つるとんたん」は大阪を中心にチェーン展開をしており、東京出店は視野には入れていなかったと言う。しかし、大阪店の常連であった歌手であり女優の夏木マリさんの「東京でも『つるとんたん』のうどんが食べたい」という一声がきっかけとなって2005年に開店。東京出店では、深夜族をターゲットにし、繁華街を中心に展開する。

既存のうどん店とは一線を画す割烹のような内装、オリジナリティーあふれるメニュー作りと翌朝まで営業というスタイルが成功の鍵となり、好調に売り上げを伸ばしている。うどんのほかに単品メニューやコース料理を用意することで、客単価もアップしている。深夜のスタッフは正社員を中心に、キッチンを3交代制、フロアスタッフを2交代制にして運営する。


店内には、ウエイティングソファや個室、宴会がひらける座敷もある

コストパフォーマンスとプレゼンテーションも重視し、うどんは2玉までおかわり自由、うどんの丼は特注品を使用。初めてのお客はその大きさにまず驚かされる。


店舗DATA

東京都港区六本木3−14−12
TEL:03−5786−2626
2005年5月9日開業●店舗面積/96坪(316.8m2)●席数/115席●営業時間/11:00~翌8:00、無休●スタッフ数/16人●客単価/1650円●1日の来客数/1000人●原価率/27%●設計・施工/自社


※この記事の情報は、2006年12月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。