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知っておきたい店情報

ケーキのような洋風どら焼き店

桜みち ららぽーと柏の葉店(どら焼き店、千葉・柏)

2007年2月23日

文=鈴木 裕美
写真=高橋 久雄(A以外)

(A)「生どら」は上にもう1枚皮を載せて完成。「洋ナシハニーマスカルポーネ」「キャラメルバナナ」など約20種類(160~240円)

ラムレーズン、キャラメルバナナ、モンブラン──。洋菓子かと思いきや、これはどら焼きの商品名。一風変わったどら焼きを求め、「桜みち ららぽーと柏の葉店」には、1日600~1000人が来店。週末の午後には行列もできる。

商品は3タイプある(140~240円)。冷蔵販売する看板商品「生どら」、弾力のある皮に具を包んだ「モチどら」、常温で販売する通常のどら焼き。

「生どら」は洋風の具のほか、和食材を使ったものも用意。「モチどら」と常温品は、粒あんなどを挟んだ昔ながらの和風どら焼きが中心だ。

皮は商品タイプごとに作り分け、「生どら」はパンケーキのようにふんわりしたもの、「モチどら」は米粉を含むしっとりしたもの、常温品はしっかりして歯切れの良いものを使う。


(左)「生どら」を半分に割ると皮の断面に霜柱のような気泡が。これがきれいに並ぶと歯切れの良い食感になる。「モチどら」(写真左)は5種類(各140円)
(右)国立本店、三越武蔵村山店(いずれも東京)に続く3店目のららぽーと柏の葉店には1日600~1000人が来店する

経営は、たこ焼き店「築地銀だこ」などを展開するホットランド(群馬県桐生市、佐瀬守男社長)。「テイクアウトできる和の粉モノで、より集客できる業態を」(佐瀬社長)との考えから「どら焼き」に着眼。2006年入社の新人女性社員2人に商品開発を任せた。

その1人で国立本店の高橋香奈子店長は、洋風どら焼きというアイデアにたどり着いた経緯を「あんこが苦手なので、最初は戸惑った。でも、『自分が食べたいものを作ればいい』と思い、お年寄りだけでなく若い人も楽しめる、ケーキのようなどら焼きを考えた」と話す。


厨房はガラス張りで、コンベア状の鉄板で生地を焼く様子が見える

狙いは当たり、「桜みち」は若い女性をはじめ、子供、学生、甘いもの好きな男性サラリーマンらの支持を集める。和風の定番商品も提供するため、これまでの“主要客”だった年配層も逃さず、客層は幅広い。

ららぽーと柏の葉店の日商は平日でも60万円、土日は80万円。同社は今年、関東にカフェ併設の店舗など25店を出店する予定だ。


店舗DATA

千葉県柏市若柴175 ららぽーと柏の葉1F
TEL:04-7135-7256
2006年11月22日開業●店舗面積/15坪(49.5m2)●営業時間/10:00~21:00、不定休●スタッフ数/4~5人●客単価/700円●月商/約1300万円●原価率/35%●人件費/20%●経営/ホットランド●設計・施工/アメリカンシルバーウッド(TEL:03-5733-4411)


※この記事の情報は、2007年1月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。