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知っておきたい店情報

店が入れ替わる可変型ラーメン店

ラーメンオールスターズ(ラーメン店、静岡市)

2007年6月8日

文=橋本 伊津美
写真=小川 玲子

4月からの店舗は「旭川らあめん泰斗(たいと)」。焙煎した味噌と香味油で香ばしい味わいの「焙煎味噌らあめん」(800円)は、清水店で週末、1日で200杯が売れる人気商品

4カ月ごとに店が入れ替わる、業態可変型のラーメン店「ラーメンオールスターズ」。他地域への出店を希望する全国の個性的なラーメン店に登録してもらい、それらの店を順に出していくというもので、登録店は現在11店。

飲食店はオープンから時間がたつと売り上げが落ちることが多い。特にラーメン店は競争の激しい業態で、多店舗化しやすい反面、急速に陳腐化が進む。この弱点を逆に利用したのが、ラーメンオールスターシステムズ(東京都品川区)の林克己社長。「オープン時の売り上げを維持できるのは4~6カ月がせいぜい。それなら、売り上げが落ちる前に入れ替えて、新店効果を維持し続けよう」と、このビジネスモデルを発想した。

この業態のFC展開も開始(加盟金75万円、保証金50万円)。昨年末に1号店を開業したばかりだが、早くも直営2店、フランチャイズ(FC)2店を出店している。


(左)4カ月に1度店が入れ替わるが、看板とのれんを替えるだけ
(右)店内の造作や厨房はそのまま

登録店は、登録料として30万円かかるが、麺やスープなどのレシピや技術を提供する対価として、出店ごとに20万円が本部から支払われ、同時に、店舗から毎月の売り上げの3%(ロイヤルティー)も入ってくる。登録店にとっては出店に伴う店舗開発費や物件契約などのリスクがなく、地域ごとの特性などのマーケティングもできる点が魅力だ。

ラーメン店の入れ替えは基本的に4カ月ごとだが、人気が高かったり、逆に不調だった場合は、期間を増減することも検討する。


(左)看板は差し込み式。この前は新潟県の「昔食堂 なおじ」が出店していた
(右)登録したラーメン店が用意するのは、のれんと、器、ユニフォーム

不振に悩むラーメン店や集客の要にしたい商業施設などからの問い合わせも多く、林社長は全国に300店舗以上出したいと強気だ。

まずは今年中に30店舗体制を目指して着々と前進している。初年度15億円の売り上げを見込む。


店舗DATA

静岡市清水区入船町13-15 エスパルスドリームプラザ内
TEL:054-353-6100
2006年12月開業●店舗面積/40坪(132m2)●席数/50席●営業時間/11:00~22:00(21:30L.O.)、無休●客単価/830円●1日の来客数/180~200人●月商目標/450万円●原価率/30%●人件費/22~23%●スタッフ数/10~15人●経営/ラーメンオールスターシステムズ


※この記事の情報は、2007年4月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。