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知っておきたい店情報

美と健康に配慮した“中華まんカフェ”

「レシピ五十番」(チャイニーズカフェ、東京・神楽坂)

2008年5月12日

文=橋本 伊津美
写真=武田 和秀

1階で提供している「肉まんセット」(650円)。ふっくらと蒸された肉まんと、中国茶、ドライフルーツのセット。ミニ肉まんが2個のセットもある

中華まんじゅうと中国料理の老舗、東京・神楽坂の「五十番本店」が昨秋、本店のすぐ側に出店した新業態のカフェ「レシピ五十番」が好調だ。本店にはない新メニューやサービスで、既存客の満足度アップと新規客の開拓に力を注いでいる。

1階では、13種類から選ぶ中華まんじゅうに、中国茶とドライフルーツがついたセット(650円)を提供。人気が高いのは「肉まん」で、「特製黒豚まん」「五目肉まん」と続く。2月に投入した「チョコレートまん」は子供や若い女性に人気だ。

セイロで蒸したばかりの中華まんじゅうがその場で食べられるとあって、若い男性やカップル、長年の「五十番本店」のファンに喜ばれ、カウンター席は満席の状態が続いている。

(左)1階では中華まんじゅうの販売も行っている
(中)店舗は、観光客が増えている東京・神楽坂にある
(右)2階は、オリエンタルな雰囲気のゆったりとした中国茶のカフェ。香り豊かでまろやかな広東省の烏龍茶は1200~2800円

本店のレストランでは中華まんじゅうのセットメニューは提供しておらず、「気軽に食べてもらえる場所を」(広報担当の長谷川圭亮さん)と、この新業態を開発した。

2階はゆったりとした空間で、中国の雲南省や広東省から取り寄せた高級中国茶と点心などが味わえる。本格的な道具を使っていれるため、女性のグループや、中国茶に関心のある若い女性などでにぎわう。

(左)3月から中華粥も提供。具材は、牛肉と野菜など毎日変わる
(右)有機野菜を使ったケーキ「甘美良菜」。米粉のしっとりとした生地と、野菜の風味が好相性。旬の素材を使っており、春には桜のケーキも

同店のもう一つの特徴は、女性客が最も関心のある「美と健康」に着目したこと。米粉と小松菜や人参、ホウレンソウなどの有機野菜を使った小さなケーキを用意。さらに、3月からは中華粥をメニューに加えた。

ビジネスマンやOL層の朝食のほか、テイクアウトもできるランチとしてアピール。トロトロに煮込んだ中華粥は、「豚肉の団子とレタス」(550円)など日替わりで提供する。「1日のスタートに水分補給はとても大切。水分をとれるヘルシーな中華粥の魅力をアピールしながら、リピーター獲得につなげたい」(長谷川さん)意向だ。

店舗DATA

東京都新宿区神楽坂5-2
TEL:03-5228-3566
2007年11月開業●店舗面積/20坪(66m2)●席数/1階8席、2階12席●営業時間/10:00~21:00、無休●客単価/1500円(物販含む)●月商/600万~700万円●スタッフ数/4人●経営/五十番

※この記事の情報は、2008年4月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。