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知っておきたい店情報

OLに大人気の「30分800円」短・安バイキング

「インライフカフェ」(カフェレストラン、大阪・本町)

2008年6月23日

文=羽野 羊子
写真=森 誠

20~30種類並ぶ手づくりの料理。「30分800円」という価格設定は、コストパフォーマンスにシビアな大阪のOLたちに支持されている

オフィスビルが立ち並ぶビジネス街、大阪・本町。ランチタイムのOLをターゲットにした飲食店も多い中、「30分800円」のバイキングで人気を集めるのが「インライフカフェ」だ。

平日のランチタイムのメニューで、「50分900円」のコースもあるが、人気があるのは圧倒的に「30分800円」の方だ。

「競合店が多いので、後発のウチは他とは違う切り口で攻めなければと思った」と話すのは、北畠 輔(たすく)店長。それが、「OLが会社の休憩時間にぱっと利用できる、短時間の低価格バイキング」。メニューも女性に合わせて、野菜中心のヘルシーな料理を20~30種類を並べ、サラダだけで常時6種類を用意している。料理はすべて店内で手づくり。「安いだけ」のバイキングではなく、ヘルシーな食材にこだわった料理がお客の心をつかんでいる。

(左)専用の容器に好きなだけ詰められる「お持ち帰りランチパック」(500円)も人気
(右)女性客はデザートも食べ放題。常時1~2種類を用意

さらに、女性客のみデザートも食べ放題にするなど、徹底した「0L向け」のコンセプトを展開。その甲斐(かい)あって、昨年12月のオープン以来、昼だけで100人近いお客を集める繁盛店になった。お客はもちろんOLが中心だが、男性サラリーマンの姿も3割程度いる。

そして、「もっと早く食事を終えたい」というお客の要望を感じた北畠店長は、オープン3日目に、並んでいる料理を専用の容器に好きなだけ詰められる「お持ち帰りランチパック」を500円で始めた。これも、時間に追われるビジネス客に人気を呼び、店内のバイキングより売れる日があるほどだ。

(左)店内の壁には若手クリエイターの作品を月替わりで展示する
(右)店舗はビジネス街に位置する。Webサイト運営、フリーペーパー発行などを手がけるインライフが経営

この価格で利益が出るのだろうか。北畠店長は「昼に来たお客さんが、夜にも来てくれている。歓送迎会など会社の行事を開いてくれることも多く、利益は出ています」。

今後は、野菜中心のサンドイッチなどを提供するファストフード店の展開も計画中という。

店舗DATA

大阪市西区靭本町1-13-10 リヨンビル1F
TEL:06-6443-0039
2007年12月4日開業●店舗面積/29坪(95.7m2)●席数/36席●営業時間/11:30~23:00(ランチは~13:30、ディナーは18:00~、祝日は~21:00)、日休●客単価/昼800円、夜2500~3000円●1日の来店客数/100~180人●月商/500万円●原価率/25~30%●スタッフ数/4人●経営/インライフ

※この記事の情報は、2008年5月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。