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知っておきたい店情報

昼はタパス食べ放題 自然派スローフード焼き肉店

「くろ家 Nature(ナチュレ)」(炭火焼き肉店、仙台市)

2009年3月26日

文=滝口 智子
写真=冨田 真孝

(上)ランチはタパスバイキング1680円(大人)を提供。料理は「鹿児島馬鈴薯サーモン巻き」「ガンダーラの塩で漬けた浅漬け」「生キャベツと昌平みそ」など約20種
(下)鹿児島直送の黒牛や黒豚を炭火で焼いてもらう。手前は鹿児島産黒牛、黒豚、薩摩若しゃもの3種盛りの「くろ家セット」(1800円)、奥が地場野菜を使った「くろ家サラダ」(680円)

宮城県仙台市に、2008年10月オープンした泉パークタウン タピオ。仙台泉プレミアム・アウトレットに隣接したショッピング施設で、東北各地からの集客が期待でき、話題のスポットになりつつある。

その中で、無添加や素材重視のこだわりで注目を集めているのが「くろ家 Nature」だ。

同店の主力商品は鹿児島直送の黒牛や黒豚、宮城漢方牛などを使った焼き肉。醤油ダレのほか、世界中の天然塩6種類を卓上に設置し、シンプルな調味で素材本来の味を堪能してもらうのが特徴だ。店名に「Nature」を冠し、調味料やドリンク類は無添加にこだわる。新鮮な地場野菜やハーブなども多用し、内装も白壁や木材を使ったナチュラルな雰囲気だ。

この店で特筆すべきは、ランチの内容だろう。昼は“自然食タパス式バイキング”と銘打ち、小皿スタイルの食べ放題(1680円)を提供しているのだ。

料理は寿司、グラタン、自家製豆腐、バーニャカウダなど、和洋の料理を約20種揃える。さらにデザートも約15種類用意。料理の盛り付けも一工夫し、ガラス製のグラスにスパゲティを盛ったり、作家ものの器を使って見た目の魅力も強化。昼の来店客は、20~50代の女性客が9割を占めている。

(左)従来の焼き肉店のイメージとは一線を画したナチュラルなイメージの入口。白を基調とした木目調の壁面に、アクセントとしてオレンジの看板を配している
(中)店内の一角には黒酢バーのスペースを設置。鹿児島産の無添加黒酢を水で薄めたものを試飲で薦めている。意外に飲みやすいとの反応が多い
(右)黒酢ドリンクは、きんかん1000円、限定プラム1200円など。鹿児島産黒酢4種をボトルで、月に約20本販売している

経営するエムテック飲食事業部長の木村隆史氏は、「従来の焼き肉店の概念をくつがえしたかった。時代の流れを意識して自然食にこだわり、タパスという楽しい売り方でお客様の満足度を高めた」と話す。

さらに同店では、店内の一角に黒酢バーを設置している。鹿児島産の無添加黒酢ボトル4種を販売しており、来店客やフロア内の通行客に、積極的に黒酢の試飲を薦めている。

オープンして約2カ月半だが、坪月商は20万円前後で推移中。順調なスタートを切ったところだ。

店舗DATA

仙台市泉区寺岡6-5-1 泉パークタウンタピオ南館2F
TEL:022-355-6468
2008年10月16日開業●店舗面積/57坪(188.1m2)●席数/70席●営業時間/11:00~23:00(L.O.22:00)、不定休●客単価/昼1680円、夜約5000円●目標月商/2000万円●原価率/40~42%●スタッフ数/昼15人、夜15~17人●経営/エムテック

※この記事の情報は、2008年12月現在のものです。変更されている可能性がありますのでご注意ください。