
語学武器に外国人観光客も狙う 凱旋帰国した寿司職人の店
寿司懐石野川(寿司店、東京・東銀座)
文=大谷 珠代
写真=小川 玲子
シンガポールの店と同じく前菜、スープ、刺身、魚、蒸し物、揚げ物、味噌汁、デザートと共に江戸前寿司を提供。スープは「葱鮪鍋」(奥)、「冬瓜長寿蒸し」(右)など常時5〜6種類用意
シンガポールの有名寿司店「レストラン野川」。ここの店主で、1972年にシンガポール初の寿司職人として現地にわたった野川義夫氏が、今年6月、日本に初出店した。海外進出を図る店が多い中、野川氏が日本に注目したのは、「飲食店が過剰なシンガポールと違い、東京は市場が大きく、やり方次第でチャンスがある」から。
最大の武器の一つは、語学力だ。野川氏自身、英語、北京語、福建語などを話せるほか、シンガポール人スタッフが2〜3人常駐。「外国人観光客が増え、寿司に興味を持つ人が多いのに、ネタを英語で説明できる人は少ない。語学は強みになる」と考えた。外国人観光客向けフリーペーパーに記事掲載を仕掛けているほか、今後アイドルタイムに外国人向け寿司体験教室の開催も検討している。

店舗DATA
東京都中央区銀座5-13-19 デュープレックス銀座タワー6F
TEL : 03-6228-4407●2009年6月開業●店舗面積60坪(198m2)●営業時間/11:30〜14:00、17:30〜22:30、年末年始休●客単価/昼2500円、夜1万3000円●原価率/37〜38%●目標月商/1800万円
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