
「雰囲気」を重視し、若者の来店を制限 プチリッチ感が人気のカフェ
Second Street Cafe 小野原倶楽部(カフェ、大阪府箕面市)
お客の8割はクチコミでの来店。大阪府池田市から来た婦人グループは、「予想以上にお洒落。こういう女性らしい店はほかになかった」「この味とボリュームなら高いと思わない」と話す。店内はサロン風、サンルーム風、2人用個室などに細かく分かれ、最も人気があるのがスタインウェイのピアノがある写真右上の部屋
デフレ不況のご時勢にあって、ドリンクはすべて1000円以上、ランチも2500円と高めの値段設定なのに、昼は予約しないと入れないほど人気のカフェがある。2009年7月にオープンした「Second Street Cafe」だ。
人気の理由は「気軽にホテルのようなリッチな気分が味わえる」こと。店内に入ると、「これがカフェ?」と戸惑うようなゴージャスな空間が広がる。家具はイタリア直輸入で、内装はヨーロピアンスタイルで統一。食器も、陶磁器は主にへレンド、グラスは高級品として知られるカガミクリスタルを使用。食器だけで2000万円を投資している。
料理は、フランスで修業したシェフが作る創作フレンチ。「“ホテルライフ”がこの店のテーマ。朝もホテル風のブレックファーストを出しています」と大塚悠騎社長は言う。
コーヒーはサイフォンで抽出しており、ティータイムには2杯までお替わりできる。紅茶にも差し湯が付く。席も、カウンター以外はすべてソファー席。「優雅な気分でくつろいでほしい」という店の方針が行き届いている。
写真左:ディナーコース(5000円)で供される「オードブル」(手前)と、「佐賀牛A5ヘレステーキ」(奥)。右:陶磁器は主にへレンド。ホテル出身のパティシェを起用するなど、デザートにも力を入れている
低価格に走りがちな今、「カフェとしては高め」な店をオープンした理由を、大塚社長は「近所に低価格の店は多いが、大切な人を接待できる店がなかった。それに低価格だと文化を発信できない。このカフェをヨーロッパのサロンのように使ってもらい、文化を発信したかった」と説明する。
「サロン」なので、雰囲気にもこだわる。「学生だけで来店されると店の雰囲気が保てない」と考え、玄関には「未成年の方は保護者同伴で」のプレートを設置した。その試みが成功し、客層はお金や時間に余裕がある30~40歳代の婦人客が中心だ。駐車場が16台と広いので、遠方から車で来て長時間くつろぐお客が多い。

店舗DATA
大阪府箕面市小野原西3-28-19
TEL:072-727-7870●2009年7月開業●店舗面積/ 33坪(108.9m2)●席数/ 30席●営業時間/ 10:00~21:00(L.O.20:00)火曜休●客単価/ 3000円●1日の来店客数/平均70人●スタッフ数/ 14人●経営/ストアーオペレーション
文=羽野 羊子、写真=水野 浩志
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