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知っておきたい店情報

連日3回転するバイキング式居酒屋2000円以下の定額&低額で学生に人気

酔って食?(バイキング居酒屋、東京・高田馬場)

2010年11月5日
酔って食?(バイキング居酒屋、東京・高田馬場)

学生を中心に連日3回転する。女性客や、1人で来て定食屋感覚で利用する人も。料金は前払い制。

90分間1980円で、食べ・飲み放題のバイキング居酒屋「酔って食?」(よってく?)が東京・高田馬場にオープンして約3カ月。学生グループやビジネスマンを中心に、毎日3回転する繁盛ぶりだ。

バイキングのカウンターは厨房から見え、学生が多いと揚げ物系を、年配客が目立つときは和えもの系を充実させるなど臨機応変に対応している。

長引く不景気から生活者は外食に対してシビアになっている。1品300円以下の均一居酒屋やセミセルフ居酒屋などが注目され、居酒屋業界が熾烈な競争を繰り広げる中、「『酔って食?』では2000円あれば懐を気にせずに飲食ができる“安心感”を提供したい」と、運営する江戸一(東京都足立区)経営企画室経営企画G兼宴会事業部マネジャー池末亮氏は語る。

定額&低額を実現するために料理はもちろん、ドリンク類の用意や食後の食器の片付けも客が行う“完全セルフ”を採用。ホール1~2人、厨房2~3人の少人数で運営している。テーブルや椅子はドラム缶やビールケースを活用。屋台のような雰囲気を出しつつ初期投資を圧縮した。

90分の時間制は、だらだらせずに時間を区切って飲むことができる点で、付き合いも大切にしつつプライベートの時間も確保したいというイマドキの消費者心理に合っているようだ。

綿菓子の機械も設置するなどアミューズメント性も高く、居酒屋というよりも仲間と楽しめる“場”としての色が濃い。1980円という価格も飲食代というよりは入場料のようなイメージで、今後の居酒屋業態の新しいあり方を示している。同社は「酔って食?」を新たな事業の柱として育てたい意向で、ターミナル駅立地などでの多店舗化も視野に入れているという。

左より
店内は、ドラム缶に天板をのせたテーブル、ビールケースの椅子という屋台風のしつらえ
定番の焼き鳥や、揚げたたこ焼き、カレーなど常時25種類の料理が並ぶ。
約50種あるドリンクも飲み放題。生ビールは機械が自動的に注いでくれる

MAP

店舗DATA

東京都新宿区高田馬場2-17-6 3F TEL:03-3200-4191●2010年7月開業●店舗面積/50坪(165m2)●席数/67席●営業時間/16:00~24:00(22:30L.O.)、無休●客単価1980円●1日の来店客数/平日100~120人、週末200人弱●月商/800万~1000万円●経営/江戸一

文=橋本 伊津美、写真=室川 イサオ(一番上の写真以外)