「日経レストランONLINE」は、「日経レストラン」の休刊に伴い、3月末日をもって更新を休止することになりました。長らくご支援を賜りました皆様に厚く御礼を申し上げます。

知っておきたい店情報

お客が“参加する”店作りを目指す新型「ファミリーレストラン」登場!

家族レストラン坂東太郎 古河総本店(ファミリーレストラン、茨城県古河市)

2011年3月4日
家族レストラン坂東太郎 古河総本店(ファミリーレストラン、茨城県古河市)

左上:手前はモニターの意見からできたミニ丼の盛り合わせ(2520円)、奥「家族そば」(2205円)。いずれも同店で初導入した取り分け形式のメニューで、定食にプラスしての注文が多く、客単価は従来のレストラン業態「ばんどう太郎」に比べアップした。右上:お茶セット。右下:オーダーは端末で

家族の絆をテーマとした異色の“ファミリーレストラン”「家族レストラン坂東太郎 古河総本店」が茨城県古河市に昨年12月オープンした。30~40代のファミリー客をメインターゲットとした同店は、宴会対応の大部屋以外はすべて個室。家族水入らずでくつろいでもらいたいとの考えから、注文はタッチパネル式のオーダー端末で行う。お茶はセルフサービスで、個室の一角に電気ポットや茶器を置く。「若い世代の中には、結婚後もペットボトルのお茶しか飲んだことがない人もいる。効率化ではなく家族団らんの一つのあり方として、お茶をご自身で入れてもらおうと思った」(坂東太郎・青谷洋治社長)。

開店に当たっては、モニターを募集。ターゲット層を中心に30~60代の女性20人に、出店場所が更地の段階から会社に足を運んでもらい、どんな店なら利用したいかなどについて意見を聞いた。モニターの意見から生まれた人気メニューもある。

一方、入り口のホール近くには、「ばんどうたろうラボ」というお客が利用できるオープンキッチンを設けた。子供が母親の誕生日にケーキを焼く、祖母と孫が一緒に「おばあちゃんの手料理」を作るなど、家族のコミュニケーションや思い出につながる利用を促したいという。

店先には広い庭を設け、様々なイベントの開催を予定。庭には地元の幼稚園などから提供された木が提供者の名前と共に植えられている。育つのを見に来るのが楽しみになるからと、提供者の庭などにあった木の移植を呼びかけた。

予約客で席が埋まる日が多く、出足は上々。3、4世代にわたる家族での来店も多い。年内には、茨城県内にさらに2店の新規出店を予定。既存店の業態転換も計画している。

左より

・いろいろなタイプの部屋がある
・お客が好きな部屋を見つけ指定予約してもらえるようにとの考えから様々な部屋を用意
・「ばんどうたろうラボ」の活用例
・広い庭ではリピートを促すイベント開催も予定

MAP

店舗DATA

茨城県古河市駒羽根412-1 TEL:0280-23-5041●2010年12月20日開業●店舗面積/ 180坪(594m2)●席数/ 200席●営業時間/ 11:00~21:45(L.O.)、無休●客単価/ 1500~2000円●1日の平均来客数/ 800人●目標月商/ 2500万~3000万円●スタッフ数/ 16~18人●経営/坂東太郎

文=大塚千春、写真=高橋久雄