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知っておきたい店情報

被災地・仙台から東京に移転 東北食材を仕入れ復興を支援

izakaya nekko(居酒屋、東京・蒲田)

2011年8月19日
izakaya nekko(居酒屋、東京・蒲田)

上:手前から「厚切り牛タン炭火焼き」(980円)は160gもある。そのほか「金華サバ焼き」(650円)、「笹かま天ぷら」(580円)など。仙台の味を蒲田へ届ける。下:120分の飲み放題付き3500円コースを用意するなど、価格を抑えることで開店以来盛況が続く

仙台市内で3店舗の居酒屋を経営する善作は、震災で1店舗が壊滅的な打撃を受け閉店。残りの2店舗もライフラインの復旧が見込めず一時休業を強いられた。震災後、1週間は炊き出しをしたが、先々に不安を感じ継続を断念した。同社の平山和男社長は「震災に負けて店を閉めたくない」という思いから東京への出店を決意。3月25日から高速バスで6往復して、東京・蒲田駅前に店舗を見つけた。

仙台から呼び寄せた業者を使って10日で工事を終わらせ5月11日に開業。出店資金には日本政策金融公庫からの融資を充てた。仙台の店よりも宮城県産の食材や酒を充実させ、被災地支援メニューを前面に打ち出した。今後は都内2号店の出店も視野に入れつつ東北を継続的に応援する予定だ。

現在、仙台市内の2店舗も復活させ従業員の雇用も確保。売り上げは震災前を上回る日もある。

MAP

店舗DATA

東京都大田区蒲田5-15-2 2F TEL:03-5714-0780●2011年5月開業●店舗面積/15坪(約50m2)●席数/22席(宴会最大33名)●営業時間/17:00~翌1:00、金土祝前日~翌2:00、無休●客単価/3500円●目標月商/300万円●スタッフ数/3人●経営/善作

(文・写真=鈴木桂水)