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知っておきたい店情報

「食材選んで自分で焼く」新型ブッフェ 低価格+セルフ鉄板の楽しさで連日盛況

Green’S K 鉄板ビュッフェ 黒田店(鉄板ブッフェ、和歌山市)

2012年1月6日
Green’S K 鉄板ビュッフェ 黒田店(鉄板ブッフェ、和歌山市)

煙や焦げ付きなど鉄板のデメリットをすべてなくした海外製の特注鉄板。温度設定など難しい操作は必要なく、調理ボタンと保温ボタンのみ。女性はプラス650円、男性はプラス850円で飲み放題になる。

女性500円、男性650円(平日)で時間無制限食べ放題の「Green’S K 鉄板ビュッフェ」が2011年8月、和歌山市に登場。女性や家族客を中心に昼には毎日待ち客が出る繁盛ぶりで、早くも8店(2011年11月15日時点)をFC展開するまでになった。

同店は「ブッフェ」と「セルフクック」が融合した業態で、お客が自分で肉や野菜などの食材を選び、鉄板料理を作れる。ラーメン、ステーキ、ガーリックライスなど店が作って出来立てを提供する料理や、厨房で調理した惣菜もあり、メニューは約60種ある。

FC本部は、国内外に200の関連工場を持つ食品メーカーで、業務スーパーを運営する神戸物産。関連工場で生産した食材や自社スーパーで仕入れた食材を使い、コストを削減。食材はなるべく店舗に置かず自社倉庫で管理し、倉庫から店への配送、メニュー開発も自社で一貫して行うなど徹底したローコストオペレーションで低価格を実現している。またドリンク類の用意や食器の片付けもお客が行う完全セルフで、120坪・146席の大型店ながらホール2 ~3人、厨房2 ~3人の少人数で回す。

「一般的なブッフェと違い家庭的な料理を中心に据え、来店頻度を上げる工夫をしている」と店舗運営管理SV部の野口智仁氏。特に力を入れているのがお客が自分で焼く「リング焼き」などの粉もの。原価が安い粉ものをセルフならではの焼き立てで提供し、利益を上げる工夫をしている。

11月7日から、夜のお客を増やすためディナー価格を女性650円、男性850円(平日)と200~400円値下げ。同時にプラス300円でステーキなどが食べられる特別オーダーメニューを始めたところ、「反響はいい」(野口氏)。2012年中に100店を目指し、アジア進出も計画中。

「セルフクック」の楽しさを提供し、大人気

Green’S K 鉄板ビュッフェ 黒田店(鉄板ブッフェ、和歌山市)

左より
・厨房を店舗面積の10%以下に抑え、その分客席スペースを広く取っている。大半の客は1時間ほどで食事を済ますが、「ランチ・ディナーともに時間無制限」とすることでゆったり感を演出。
・「牛骨醤油ラーメン」などの同店オリジナルメニューも人気
・リング型で焼くお好み焼きは同店オリジナル。
・ショーケースに並ぶ食材は取り放題

MAP

店舗DATA

和歌山市黒田105-1TEL:073-476-4333●2011年8月20日開業●店舗面積/120坪(396m2)●席数/146席●営業時間/11:00 ~22:00●客単価/750円前後●1日の来客数/平日400 ~500人、土日600 ~700人●原価率/35 ~40%●月商/約1000万円●スタッフ数/6 ~8人●経営/ヒダカヤ

(文=羽野羊子、写真=刈屋栄二)