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知っておきたい店情報

「世界初」のつけ麺風パスタ専門店 組み合わせ自由なメニューでリピート誘う

ぱすたりあん(イタリアンつけ麺、東京・お台場)

2012年7月6日
ぱすたりあん(イタリアンつけ麺、東京・お台場)

手前は「スペシャルリッチ」とミートソース、奥は「つけナポリタン」。つけナポリタンは静岡県富士市のB級グルメとして有名で、お客の人気も高い。

4月19日に開業した東京・お台場の商業施設、ダイバーシティ東京プラザ。約700席という臨海副都心エリア最大級のフードコートを持つ。その中で注目の店舗が世界初のイタリアンつけ麺専門店をうたう「ぱすたりあん」だ。

同店が打ち出すのは、パスタを器に入ったソースにつけて食べるつけ麺風パスタ料理。ゆでおきできるよう、ゆでた麺を氷でしめた後15~20分経っても伸びにくい生パスタを使用している。

ソースは、トマト、ガーリック、ナポリタン(トマトベースのソースに野菜や厚切りベーコンが入ったもの)、ミートソースの4種類。麺とセットで、トマトとガーリックが500円、ナポリタンが780円、ミートソースが800円。これに数種類の野菜やベーコン、チーズ、ニンニク、唐辛子など5~200円(唐辛子1盛が5円)のトッピングを自由に追加できる仕組みだ。

自由度が高い分オーダーが複雑になるため、店ではあらかじめお薦めのトッピングの組み合わせを「三色野菜」「厚切りベーコンとナス」などとして店頭メニューに写真入りで掲示。お客が選びやすいようにしている。

3割近いお客がオーダーするのが、トッピングをほぼ全種載せ、割安感のある価格設定にした「スペシャルリッチ」とミートソースの組み合わせ(1560円)。本格イタリア料理店の味を意識したというミートソースは、国産和牛と赤ワインをたっぷり使い、2日間かけて煮込んだもの。店頭には大きなモニターを設置して、ソースを調理している風景を映し、素材へのこだわりをアピールしている。

お客は20~40代が中心で6割は女性。近隣企業の従業員のランチのニーズも高く、リピーターも多いという。リピーターにとっては、組み合わせが多様で飽きがきにくいのが魅力になっているようだ。

トッピング自由でリピーターも飽きさせない

ぱすたりあん(イタリアンつけ麺、東京・お台場)

左:「ぱすたりあん」店頭。中央上:フードコートの客席の様子。中央下:お台場という場所柄、お遊びメニューも用意。トマト、ガーリック、ミートソースに唐辛子を通常の100倍入れたもので、完食者は店舗脇にある写真のボードに名前を掲示される。右上:500円のガーリックソースと麺のセット。これは麺にソースをかけて食べるメニューで、麺にはガーリックチップとネギをあらかじめトッピングしている。。右下:時間が経ち過ぎた麺は「おつまみパスタ」(Mサイズ、280円)として揚げパスタに。コンソメ味とシナモンシュガー味があるが、コンソメ味が人気でよく売り切れる

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店舗データ

東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ2F TEL:03-6457-2677●2012年4月開業●店舗面積/9.5坪(31.35m2)●席数/約700席(フードコート内)●営業時間/10:00 ~21:30(L.O.)、無休●客単価/1100円●1日の客数/600~700人●目標月商/1300万円●スタッフ数/8人●経営/DG(ディージー)

(文=大塚千春、写真=室川イサオ(右上料理、左下店頭))