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知っておきたい店情報

ワンコインで楽しむピザのファストフード 1年で100店舗体制を目指す

ナポリス ピッツァ&カフェ自由が丘店(ピッツェリア、東京・自由が丘)

2012年9月28日
ナポリス ピッツァ&カフェ自由が丘店(ピッツェリア、東京・自由が丘)

自家製のトマトソースとイタリアから取り寄せたチーズを使った「マルゲリータ」(350円)。「フライドポテト」(Sサイズ150円)などファストフードらしいサイドメニューも豊富。アルコールもそろえている。写真はイタリアのリキュール「アペロールフローズン」(500円)

若者から親子連れ、シニア世代まで幅広い客層が連日200~250人来店しているのが、東京・自由が丘の「ナポリス ピッツァ&カフェ自由が丘店」だ。

直径25㎝の「マルゲリータ」が1枚350円というファストフードタイプのピザチェーンで、4月に直営1号店を東京・渋谷に出店。自由が丘店はフランチャイズチェーン(FC)の加盟第1号店だ。

ピッツェリアバール業態を展開する遠藤商事(東京都武蔵野市)の遠藤優介社長が、日常食としてもっと気軽にピザを食べてほしいと開発した新業態。期間限定メニューを含め12種類あるピザは、釜揚げシラスとアサリの「チチニエリ」(350円)や、ハーブチキンとレモンの「リモーネ」(500円)などナポリスタイルにこだわる。

安さの秘密は、技術がなくても生地を丸く伸ばせるマシンや、3枚同時に焼くことができる独自のピザ窯の導入にある。職人を必要とせず、スピーディーに運営できる仕組みを構築した。

350円のメニューは集客商品と位置付け、「価格と味のギャップを認知してもらい、500~600円台のメニューへシフトしたり、アルコールを楽しんでもらったりして利益につなげる」とプロモーション企画本部マネージャーの續(つづく)大輔氏は語る。

また、「フライドポテト」や「チキンナゲット」(5個300円)などのサイドメニューによってファストフードらしさを明確に示している。ライスコロッケの「アランチーニ」(5個350円)や「生ハム」(500円)など、イタリアンらしいメニューもそろえる。

8月にはエムグラントフードサービス(東京都渋谷区)とFC展開を進めるための共同出資会社ナポリス(東京都渋谷区)を設立。1年で100店舗体制を目指す。

ナポリス ピッツァ&カフェ自由が丘店(ピッツェリア、東京・自由が丘)

生地をマシンに通すと、丸く伸ばされて出てくる。注文から約2分で提供でき、1日で1200枚を焼いたこともある。テイクアウト用の紙袋やビニール袋はPRも兼ねてデザインにこだわった。

ナポリス ピッツァ&カフェ自由が丘店(ピッツェリア、東京・自由が丘)

メニューボードなどは統一したものを使い、内装は居抜き物件をうまく活用

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店舗データ

東京都目黒区自由が丘1-26-3升本ビル1階 TEL:03-5726-8873 ●開業/2012年7月15日●店舗面積/30坪(99m2)●席数/60席●営業時間/9:00~25:00、無休●客単価/昼850円、夜1050円●1日の来店客数/平日約200人、週末約250人●目標月商/700万円●経営/ナポリス

(文=橋本伊津美、写真=室川イサオ)