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知っておきたい店情報

「俺フレ」「俺イタ」の次は焼き鳥 地元客と既存業態ファンの取り込み狙う

俺のやきとり 蒲田店(居酒屋、東京・蒲田)

2013年2月1日
俺のやきとり 蒲田店(居酒屋、東京・蒲田)

手前から人気スペシャリテの「オマール海老 2つの調理法で」(1344円)、「鮑と米茄子 生海苔ジュレがけ」(924円)、「フォアグラの醤油マリネ&牛ロース八幡焼き」(1344円)。スペシャリテの平均原価率は約80%。

「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」を展開するバリュークリエイトが新業態「俺のやきとり 蒲田店」を東京・蒲田に1月に出店した。これまでは銀座や新橋など大繁華街での展開が中心だったが、今回は都心から少し離れたエリア。このため、「地元ファンが付くことが重要」(バリュークリエイト企画戦略室長・浅野まり氏)と考え、地元客を取り込むための焼き鳥や豚の串焼きなど、日常的にリピートしやすいメニューを提供する。もちろん、これまでの業態同様、高級店で修業したシェフを登用し、高級食材を使いながら価格を抑えた高原価率メニュー「スペシャリテ」も出す。

国産鶏を使った焼き鳥の中心価格帯は62円。「周囲の店で1串100~150円であるため、その半額に当たる値付けにした」(浅野氏)。ねぎまやぼんじりなど8種の焼き鳥と、かしらやレバーなど国産豚の串焼き7種をそろえる。

地元客のオーダーは、焼き鳥と丼ぶりものなどが多く、客単価は1000~2000円。予約客中心の「俺の」業態のファンが2000~3000円と分かれる(取材時)。こうした中、焼き鳥以外にも、地元客が頼みやすく、再来店を促す目玉メニューとして同店が力を入れるのが刺し身の盛り合わせだ。3点盛り、5点盛りとしているが、盛り付ける種類は約3倍。3点盛りは924円で約10種、5点盛りは1554円で15種だ。

焼き鳥の焼き場を店頭に設けているのは、テークアウトの需要も視野に入れているため。店内と持ち帰りで1日に4000本を販売目標としている。

同店は、居酒屋業態「八重洲串や 蒲田店」を改装。「今後、大井町などで展開する『八重洲串や』を『俺のやきとり』に移行する可能性もある」と浅野氏は言う。

焼き鳥は1日に4000本の販売を目指す

俺のやきとり 蒲田店(居酒屋、東京・蒲田)

左:店頭に設けられた焼き鳥の焼き場。右:客席はオープン直後の1階の様子。現在は1階が立ち飲み、2階が着席となっている。土日は開店前からお客が店頭に並ぶ

俺のやきとり 蒲田店(居酒屋、東京・蒲田)

手前左からつくね(73円)、ねぎま、豚なんこつ、コブクロ、純けい(いずれも62円)、原価率は50~55%。奥は「おまかせ3点盛り」

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店舗データ

●東京都大田区蒲田5-26-5 TEL:03-5710-3914●開業/2013年1月7日●店舗面積/88坪(290.4m2)●収容人数/約130人(2月1日時点)●営業時間/16:00~22:30L.O.、無休●目標月商/1650万円(2月)●客単価/2600円●原価率/70.4%(1月中旬時点)●スタッフ数/15人●経営/バリュークリエイト

(文=大塚千春、写真=室川イサオ)