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知っておきたい店情報

約60種の野菜を使った料理を目玉に 500円メニューもそろえたミシュランシェフ店

アルカナ東京KARATO(フランス料理、東京・丸の内)

2013年5月31日
アルカナ東京KARATO(フランス料理、東京・丸の内)

「健康にいいフレンチ」でリピートを誘う
ランチの「野菜のコース」。中央は前菜の「野菜の遊園地 野菜のブルーテとご一緒に」。会社員の来店も多い場所柄、皿数が少ないランチでも満足感が得られるようにディナーでの同料理の内容とは異なり、濃厚なタマネギのスープを多めに添える。手前のメーン料理、奥のデザートも素材はほぼ野菜のみ

3月21日、東京駅前に開業した商業施設KITTE(キッテ)内に、大阪・心斎橋のミシュラン1ツ星店「フレンチレストラン リュミエール」のオーナーシェフ・唐渡泰氏の名を冠した「アルカナ東京KARATO」がオープンした。心斎橋の店を含め7店の経営にかかわる唐渡氏だが東京は初出店だ。

野菜を主役とし、バターやクリーム、小麦粉をほぼ使わない「毎日食べられる体にいいフランス料理」で人気の唐渡氏。この店の目玉は、約60種の野菜を7種の手法で調理し、野菜のソースを添えたメニュー「野菜の遊園地」。3種のランチコース(各3045円)すべてに盛り込む他、ディナーのコースメニュー(5880円、8925円)にも内容を変えて組み入れる。

昼はコースのみだが、夜は630円からのメニューが並ぶアラカルト料理のみの注文も可能。バーの扱いのテラス席は別メニューとなり、サービス料込みでメニュー価格は500円から。

「通常のフレンチレストランでは、お客様にリピートしてもらえる回数が限られる。ここは店内にカウンター席もあり、女性1人のお客様もいる。さまざまな空間を提供することで、接待からデート、パーティーまで幅広い用途で何度もリピートしてもらえる」と、唐渡氏はメニューや店内構成の狙いを語る。

実際にさまざまな用途でリピートをするお客も目に付き、4月の売り上げは目標額の2500万円を上回ったという。

4月26日にはグランフロント大阪に「リュミエール大阪KARATO」も開業。約44坪の店は昼夜通し営業でこれまで最多で約5回転し、5月の平均日商は66万円(5月16日現在)と好調だ。

アルカナ東京KARATO(フランス料理、東京・丸の内)

本格フレンチながら「おひとりさま」も入りやすいカウンター席
店内の様子(写真左)。オープンキッチンの前にカウンター席がある。気軽に入ってもらえるよう、この席やテラス席は予約を取らない。テラス席を含め164席の店舗は、これまでの店で最大規模。メニュー(写真右)には、各料理の糖質量、総重量が明記されている。メニュー名にも、お客を楽しませる工夫がある

アルカナ東京KARATO(フランス料理、東京・丸の内)

アラカルト料理は、手前が卵を2種類の方法で調理した「卵のポッシェ」(945円)、奥はベーコンのピューレを載せたタマネギの濃厚スープ(630円)。バーメニュー以外は別途10%のサービス料がかかる

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店舗データ

東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーKITTE 6F TEL:03-6256-0864●店舗面積/屋内92.3坪(305.1m2)、テラス38坪(126m2)●席数/屋内104席、テラス60席●営業時間/11:00~16:00、18:00~23:00(日・祝は~22:00)●客単価/昼3700円、夜1万円●1日の平均来店客数/昼約90人、夜約50人●原価率/29%●経営/アサダ

(文=大塚千春、写真=小川玲子)