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知っておきたい店情報

ガレットを酒のつまみとして提供 坪月商30万円を超える小型ビストロ

4Vinthéo(ヨンヴァンテオ・フレンチビストロ、東京・新橋)

2013年8月2日
4Vinthéo(ヨンヴァンテオ・フレンチビストロ、東京・新橋)

ガレットはつまみ系7、デザート系1、季節メニュー1の9種類を用意。手前は人気の「ユイットル」。燻製のカキは、カキ料理が主力の系列店「2VINTHÉO」で調理したものを使用。奧はハム、卵、グリュィエールチーズを使った「コンプレット」。来店客は必ずガレットを注文するという。赤・白・スパークリングのワインなどもグラスで525円にしている

東京の渋谷や中目黒などでフレンチビストロを展開するビストロ ヴァンテオ(東京・渋谷)が、ガレット(そば粉のクレープ)を売りにした4店舗目の「4Vinthéo」を開業した。

従来のガレットはランチ向けのイメージが強く、専門店で1枚1000~1500円で提供されることが多い。ガレットが好きで、よく食べに行くという仲道敏夫社長は「そば粉の種類、生地の熟成度合いによって味わいや食感が変化するので奥深い。多くの人に知ってもらいたい」と考え、ワインやシードルなどの酒とともにガレットを“つまみ”として楽しめることを目指して同店を開発した。

そのため、ガレットは全て1枚525円という価格帯に設定。1枚だけで満腹にならないよう専門店より小さなサイズにした。

ガレットの定番「コンプレット」のほか、カキのスモークとホウレン草を合わせた「ユイットル」、牛すじの赤ワイン煮をのせた「ヴァン・ルージュ」など、酒と相性が良い具材が特徴だ。自店のビストロメニューや、系列店で仕込んだ料理を具材に用いて、コストを下げている。

ガレット以外のメニューは、手の込んだものと手軽なものをバランスよくそろえる。前菜11品、メーン3品、デザート2品と品数を絞り込み、スタッフ2人で運営できる体制を整えている。運営コストを下げることで、客単価3000円以下で満足感を得られるようにし、外食経験が豊富な新橋周辺に勤める30~40代の女性を中心に、男性会社員の支持も集める。1日2~3回転する賑わいで坪月商は30万円を超える。今後はガレットを中心にしたカフェの展開も視野に入れているという。

ディナータイムに2~3回転する

4Vinthéo(ヨンヴァンテオ・フレンチビストロ、東京・新橋)

わずか6坪に17席という店構え。2人のスタッフで効率的に運営する。ピークタイムは19時と21時ごろで、ピーク時以外は一人客も目立つ。同社の系列店はすべて15坪以下20席前後の小型店ばかりだ

4Vinthéo(ヨンヴァンテオ・フレンチビストロ、東京・新橋)

前菜とデザートはすべて525円、メーン料理は1050円で提供。手前は、「小鬼盛りフォアグラ茶碗蒸し」(525円)。系列店のメニューを小ぶりにした。奧は「静岡健美鶏モモ肉のロースト」(1050円)

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店舗データ

●東京都港区新橋4-18-4十合ビル1F TEL:03-3436-3407●開業/2月26日●店舗面積/6坪(19.8m2)●席数/17席●営業時間/17:30~27:00(26:00L.O.)、日月休●客単価/2800円前後●1日の平均来店客数/34~50人●月商/約200万円●経営/ビストロ ヴァンテオ

(文=橋本伊津美、写真=室川イサオ)