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知っておきたい店情報

スパイシーなネパール料理が好相性 ゆったり楽しめるクラフトビール店

ヒマラヤテーブル(ビアバル、東京・神田)

2014年1月10日
ヒマラヤテーブル(ビアバル、東京・神田)

東京・小岩のネパール料理店「サンサール」の協力を得て開発したメニュー。手前はネパールの餃子「モモ」(6個750円)。スパイスで味付けをしたひき肉を皮で包んで蒸し上げている。奥は、薄焼きのピザ「チャタモリ」(600円)。米粉を使ったもちもちとした生地に、チキンや半熟卵、トマトなどの野菜を彩りよくトッピングする

東京・神田の「ヒマラヤテーブル」は、クラフトビールとネパール料理を組み合わせたビアバル。ユニークな取り合わせで注目を集め、神田周辺で働く女性を中心に口コミでジワジワとファンを増やしている。

小規模醸造で個性的な味の銘柄が多いクラフトビールの人気が過熱する中、「一般的なビールに比べれば価格が高いからこそ、時間を気にせずに利用できるクラフトビールの店があれば喜ばれるはず」と、久保田秀樹オーナーが2013年3月に開いた。

旅行代理店時代、ネパールを頻繁に訪れていた久保田氏は、今の店を開くに当たり、「ほどよくスパイスを使い、油も控えめなネパール料理はクラフトビールと相性が良い」と判断した。

フードメニューには、現地で酒のつまみとして親しまれるマトンの干し肉にトマトとスパイスを加えて炒めた「スクティ」(950円)や、水で戻した豆で作ったお好み焼きの「ウォー」(600円)、各種のカレー類などがある。

クラフトビールは常時8~9種をそろえる。ビールが苦手な人でも飲みやすいフルーティな味わいのもの、スッキリとしたピルスナー、ホップを大量に使った「IPA」など、醸造方法、アルコール度数、色味などでバラエティが広がるように選んでいる。1パイント(473ml)1000円前後、ハーフ700円前後で提供する。

スタッフ数は3人と少ない。「人件費を抑え、回転率をそれほど上げずに営業できる形を目指した」と久保田氏。お客が飲んだビールの種類を記録し、次回の接客に生かすなど、顧客満足を高めるコミュニケーションを心がけている。

ヒマラヤテーブル(ビアバル、東京・神田)

左:カフェのような内装で、席の配置もゆったりしていて居心地の良さを醸し出す。1人でも来やすいようにカウンター席も6つ用意。来店客の6割が女性だ。右:薄紅色の左は横浜産ドラゴンフルーツを漬け込んだ「横浜ビール紅龍~べにたつ~」(ハーフ700円、パイント1000円)。右は「志賀高原IPA」(ハーフ650円、パイント950円)。ホップをたっぷり使った苦みと爽快感が人気

ヒマラヤテーブル(ビアバル、東京・神田)

カウンターの奥にはビールを注ぐタップが9本並ぶ。鮮度維持の点から3日前後で樽が空くように考えているという

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店舗データ

東京都千代田区内神田3-5-5 2F TEL:03-3525-4110●開業/2013年3月●店舗面積/14坪(46.2m2)●席数/24席●営業時間/月~金17:00~23:00、土15:00~23:00、日祝休●客単価/3500円●1日の平均来店客数/月~水・土約20人、木金約40人●月商/約220万円

(文=橋本伊津美、写真=室川イサオ)