
シンプルで低価格! 1台2役の端末
スタッフ用ハンディターミナルにもなるセルフオーダー端末
人件費削減と人手不足対策から、居酒屋や回転ずしなどの業態を中心にセルフ・オーダリングシステムの導入が進んでいる。
しかし、セルフ・オーダリング用の端末を導入するには、一般に各テーブルへの電源工事やクレードル(本体を固定し、ネットワークとの接続、電力供給などを行うホルダー)の設置工事などが必要で、コストと手間がかかるものだった。また、画面構成や操作手順を設計するためにも、時間と開発費がかかる。
こうした問題を解決するシンプルな機器が登場した。東芝テックが10月に発売したセルフオーダー端末「WillOrder(ウィルオーダー)」がそれ。ホールスタッフ用のハンディターミナルを専用ケースにセットし、モードを切り替えれば、セルフオーダー端末として使用できるというものだ。
ハンディターミナルは充電式バッテリーを使用し、ホストへの伝送は無線式のため、電源やLANケーブルの敷設工事は不要。また、端末とホストの間の無線通信や電源方式は、ホールスタッフ用のハンディターミナルと同じものを使うことになる。このため、ハードの導入に必要な経費を低く抑えることができる(セルフオーダー端末を収めるケースは1台5万円)。
ソフト面でも、自店用のものを準備するための手間やコストが省ける。システムに入力するメニュー全体のリストと構成(メニューマスター)も、スタッフ用とお客用とが共通のため、メニュー変更の際なども最低限の作業で済むからだ。
スタッフ用のハンディターミナルを使うとなると、お客が画面の表示内容を理解し、操作できるかが気になるところだが、その心配は不要。画面は小さいが、表示はあくまでお客向けのものに切り替わるので、「初めてのお客様でも操作しやすい」という。
ホルダーに収めてモードを切り替えるだけでセルフオーダー端末に
左:ホールスタッフ用ハンディターミナルを専用ケースに収めてセルフ・オーダー端末として使用する「WillOrder」。ケースは白、黒、オレンジの3色。
上:操作画面はお客用に切り替わる
●問い合わせ/東芝テック TEL:03-6422-7386
文=齋藤 訓之
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