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Tech-レストラン

フォークやナイフをムラなく 全自動で拭く専用機

カトラリーマシン

2010年6月3日

カトラリーマシンの心臓部:投入したカトラリーは写真手前の円形部分の外に落ちる。ここから振動で移動し、写真奥から時計回りにスロープを移動。写真左側の部分でペレットコーンメディアが取り除かれ、紫外線が当てられる。使用量にもよるが、ペレットコーンメディアは、1〜3カ月程度は使用可能。交換用ペレットコーンメディアは1袋8600円

洗浄したカトラリー(フォークやナイフ、スプーンといった金属食器)を自動的に拭き上げる機器が日本でも発売された。洋食器を使う飲食店では作業時間と人件費の削減が期待できそうだ。

伊ニチェムの「カトラリーマシン」がそれで、洗い上げて水滴が残る状態のカトラリーを機器上部の開口部に投入すると、30秒ほどで水滴を取り除き、スポットのない状態に拭き上げ、側面から排出する。

本体内部はらせん状のスロープになっている。スロープ下部は「ペレットコーンメディア」というトウモロコシ製の細かいポン菓子のような粒子の中に埋まっている。

投入したカトラリーはいったんペレットコーンメディアの中に埋まり、それを振動させることでカトラリーがスロープを昇るように移動していく。その間にペレットコーンメディアがカトラリーに付いた水滴を取り除き、布で拭き上げるように表面をこすり、スポットを残さずに磨き上げる。

小型機種ベビーゴールド:処理能力1時間当たり3000本、消費電力は680W、電気代の目安は15円/h。価格は79万2000円。ほかに、より小型の「ミニゴールド」(処理能力1500本/h、63万1000円)や大型の「ボーイゴールド」(1万本/h、142万円)などがある(価格はいずれも台と受け皿を含む参考価格)

スロープの“最終コーナー”から排出口までは紫外線を当てて、滅菌もする。

「ベビーゴールド」という小型機種では一度に50本程度を投入できる。処理能力は1時間当たり3000本。

1万本を処理できる上位機種もある。

カトラリーは食洗機で洗浄することが多いが、表面にスポットを残さないようにするには手作業による拭き上げが必要だった。時間がかかるし、意外に重労働であるため、スタッフから嫌がられることも多い。また、人によって仕上がりに差が生じやすいことも問題だった。

カトラリーマシンなら仕上がりにムラが出にくい。人件費を減らせるうえに、スタッフを別の作業に振り向けることも可能となる。本国イタリアではかなりの導入実績があり、日本でも既に導入が始まっているという。

問い合わせ/エフ・アイ・ティー 東京都品川区大崎3-1-5 TEL : 03-3779-5611
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文=齋藤 訓之