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Tech-レストラン

軽くて小さく、見栄えも良い 店舗で使いやすい機種が増加

業務用トランシーバー

2010年8月26日

飲食店のホールスタッフにとって使いやすいトランシーバーの製品がそろい、導入する店が増えてきた。

業務用として利用するトランシーバーの多くは特定小電力トランシーバーと呼ばれるもので、免許も資格も必要ない。バブル期に大型店が増えたことで飲食業界でも導入が広がった。その後、個室型店舗のブームや多フロアにテナント出店する例が増えたことで、トランシーバーに対する需要はさらに拡大した。

しかし、元々レジャーや工事現場などの野外使用を前提とした製品がほとんどで、高度の防水性や頑丈さを備える一方で、重量が200〜300g程度と重く、デザインが角張っていたり凹凸の多い「質実剛健」なタイプが主流だった。通話品質を確保するために大きなアンテナが突き出しているものも少なくない。このため飲食店のスタッフにとっては、重くて疲れやすい、機敏な動作の邪魔になる、お客から仰々しく見えて店の雰囲気を壊すなど、やや使いにくい面があったことは否めない。

日本ビクターが2006年に発売した製品は、外からアンテナが見えず、100gを切る軽さが特徴だ。08年にアルインコが出した製品も、小さなアンテナは出ているが、本体が小型化され、制服の胸ポケットに入れられるサイズである。

ケンウッドが09年に発売した「DEMITOSS PREMIO」は店舗用に設計された製品で、軽量かつコンパクトな上に曲線を取り入れて“メカくささ”を抑えたデザインになっている。パンツのベルトなどに縦にも横にも装着できるなど、携行性にも優れている。

こうした機種は防水性能については万全ではないので、厨房には防水性能の高い機種を使い、ホールは小型・スタイリッシュな新機種を導入するといった使い分けが良いだろう。機種が異なってもチャンネルを合わせれば通話は可能だ。レピーターと呼ばれる中継器を使えば、死角のあるフロア間でも通話できる(中継器に対応しているかは要確認)。

ホールスタッフが使いやすい代表的な3つの製品

WT-T500シリーズ 日本ビクター

WT-T500シリーズ
日本ビクター

本体重量:約70g(専用バッテリー含む)
外形寸法:W54×H85×D16mm※1
バッテリー持続時間:約13時間
希望小売価格:オープン価格(参考価格3万8000円程度※2)
問い合わせ:ビジネスソリューション事業部 営業戦略部 TEL:045-443-3152

DJ-PX2C アルインコ

DJ-PX2C
アルインコ

本体重量:約98g(乾電池含む)
外形寸法:W54×H75×D15mm※1
バッテリー持続時間:約25時間
希望小売価格:オープン価格(参考価格1万6800円程度※2)
問い合わせ:電子事業部専用サービスセンター TEL:0120-464-007

DEMITOSS PREMIO(UBZ-S20) ケンウッド

DEMITOSS PREMIO(UBZ-S20)ケンウッド

本体重量:約98g(専用バッテリー含む)
外形寸法:W49.6×H100×D22.3mm※1
バッテリー持続時間:約20時間
希望小売価格:3万1290円(税込)
問い合わせ:カスタマーサポートセンター TEL:0570-010-114( 携帯電話・PHS・IP電話からは045-450-8960)

※1 突起物、付属品を含まない本体の寸法
※2 編集部調べ。通信販売などで多く提示されている価格(税込)

文=齋藤 訓之