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Tech-レストラン

大量の冷水で食材を冷やす専用機「普通の電源」で使える機種が登場

シンク一体型冷水器

2010年10月21日

夏場に需要が高まる冷たい麺類。さらにサラダ用の野菜、刺身用の魚介など、食材を冷水で冷やすニーズは季節を問わず多い。こうしたニーズに応えるシンク一体型冷水器に新しい製品が登場してきた。

これまでのシンク一体型冷水器は、電源として三相200Vが必要なものが多かった。三相電源とは産業機械などで使われるもの。大きな電力の供給ができるが、導入するには電源工事が必要。飲食店にはあまり普及していなかった。

今回採り上げる2製品は一般的な単相100Vで使えるもの。水道と電源コンセントがあれば、すぐに利用できる。

ネスター(愛知県大府市、加藤令社長)の「CWS-06S4A」は、給水時にのみ冷却装置が作動する「瞬冷方式」が特徴だ。給水しなければ電力消費はほとんどないので、たまにしか使わない店に向いている。

冷水の温度は、毎分1.2ℓの通水量で10℃となる(雰囲気温度30℃、給水温度25℃の場合)。冷却の強弱はタッチパネルで操作できる。オフタイマーが付いており、設定した時間が経つと自動的に止水する。溜め水をしたり、食材に一定時間流水を当てたりする際に、付きっきりにならずに済むので便利だ。

富士工業所(東京都荒川区、渡邉真人社長)の「角型湖水」はシンクに水道水を給水して作動させると、シンク内壁に氷が張る状態まで冷却してくれる。麺類をしめるなど、食材をしっかり冷やしたい場合に向いている。

こちらはオンタイマーが付いている。開店時間に設定すれば、オープンと同時にシンク内壁が氷結した状態になり、食材をすぐに冷やせる。便利な上に、電力のムダも省けるので上手に活用したい。

シンク一体型冷水機の概要

CWS-06S4A
ネスター

寸法:W600×D600×H950(mm)
シンク上面までの高さは800mm。設置では給水管と排水管を接続する。冷却しない上水の給水も可能
価格:67万円(税別)
問い合わせ先:ネスター
TEL:0562-46-8400
eigyo@nes-tor.co.jp

角型湖水
富士工業所

寸法:W600×D600×H800(mm)
本体は給水装置は持たず、水道蛇口から給水する
価格:68万8000円(税別)
問い合わせ先:富士工業所
TEL:03-3893-2525
official@fujixgroup.co.jp
(FUJIXグループ)

文=齋藤 訓之