
居酒屋“日本一”は「旬彩酒房 憲晴百」
第1回「居酒屋甲子園」開催
全国に15万軒あると言われる居酒屋----その「日本一」を決める珍しいイベント「居酒屋甲子園」第1回大会が2月9日、東京・日比谷公会堂で開かれた。
「居酒屋甲子園」は、消費者の覆面調査などで高い評価を得た店が決勝に進出し、観客の前で自分の店の料理や接客の特徴、企業理念などを収録したビデオ映像などでプレゼンテーション。観客の投票で日本一を決定するというもの。
今年初めて開催されたこのイベントに、北は北海道から南は沖縄まで、合計236店舗が参加した。昨年10~12月の間に3回の覆面調査を実施し、236店のうち上位5店舗が日比谷公会堂の決勝に進出。決勝では涙あり、笑いありの白熱のパフォーマンスが繰り広げられた。

表彰式
決勝に進出したのは次の5店。
「小姐極楽中華 香香颱風(しゃおじぇごくらくちゅうか・しゃんしゃんたいふーん)」(札幌市)
「合点(がってん)本厚木店」(神奈川県厚木市)
「幸(さち)」(静岡県吉田町)
「寅”衛門(どらえもん)」(愛知県東海市)
「旬彩酒房 憲晴百(けんはっぴゃく)」(熊本市)

小西俊治オーナー(前列中央)と「旬彩酒房 憲晴百」の面々
このうち、会場に集まった2000人以上の観客の投票により、記念すべき第1回大会で優勝したのは「旬彩酒房 憲晴百」。わずか12坪、22席の小さな店舗だが、建築家だったオーナーがかつての経験を生かし、木のぬくもりのある落ち着いた空間をデザイン。旬の素材に一工夫を加えて提供する創作和食。なによりも、自分も店を持ち、経営者になることを目指しているスタッフが集まっており、そこから生まれる高いレベルのサービスが評価された。
オーナーの小西俊治さんは、「ここ(優勝)まで来るとは思っていなかった。ほかの参加者の取り組みを見て、とても勉強になった」と感無量の面持ちだった。
主催したのはNPO法人「居酒屋甲子園」(理事長:大島啓介=「てっぺん」代表取締役)。居酒屋業界にかかわる人たちが、共に成長し、各自の夢を達成するための支援を目的に設立された団体で、第1回大会のテーマは「共に勝つ~外食全体の活性化、そして『夢』のある社会の実現」だった。
(日経レストラン編集部)
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