
塾通いの子どもに食事をデリバリー
JFCSが11月スタート、受験塾大手の日能研で導入
学習塾に通う児童を対象にした食事・軽食のデリバリーサービスが11月から本格的に始まる。
名称は食育サポートサービス「SMART KIDS」(スマートキッズ)。15年にわたりフードコーディネーター育成スクールを展開し、約1200名の卒業生を送り出したジャパン・フードコーディネーター・スクール(=JFCS、東京都中央区、三井琢雄社長)が手がける新サービス。
栄養士、管理栄養士がカロリーや栄養バランスを考慮し、最新の栄養学理論を取り入れたメニューを開発。育ち盛りの子どもの脳と身体に必要な栄養を補給し、学力アップにもつながるような多品目を盛り込んだ日替わりの弁当、または軽食を、無添加の惣菜を作る中食業者が製造し、安心・安全な食を提供するというコンセプト。同時に、使用した食材や栄養についてなどのニューズレターも配布し、食育もサポートする。
利用者(保護者)は、塾が配布する専用の注文用紙を使い、ファクシミリあるいは塾のホームページから、利用3日前までに注文する。料金は弁当が600円(税別)、軽食400円(税別)。
すでに受験塾大手、日能研の都内にある教室数カ所で7月から試験導入したが、夏場の暑い中、お弁当を持参させることに抵抗を持つ保護者に好評で、100人以上の保護者から申し込みがあった。「コンビニや弁当店の大人向けの弁当に比べて、子どもが食べやすい」「手作りで安心感がある」などの意見が寄せられているという。
お弁当のメニュー例としては、「発芽米と五穀米のご飯、鶏肉の野菜ロール、根菜たっぷり筑前煮、さつまいものレモン煮」。発芽米に豊富なビタミンB1で脳のエネルギーを補給し、栄養素「ギャバ」でリラックス効果を与え、根菜類をよく噛んで食べることで大脳を刺激、発達を促進するなどの効果を狙う。
軽食では「チキンカツとごぼうサラダロール」。噛むことで大脳を刺激するほか、唾液の分泌により満腹感を得られ、肥満を防ぐ効果が期待できるという。
首都圏1都3県で中学受験者は5万人を突破(2007年)。小学生の通塾率は23.6%、中学生は59.9%という数字が出ている。塾に通う子どもは夕方、塾の授業が始まる前に持参した食事を取るケースが増えている。
(稲田 由美子)
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