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「ミシュランガイド」と「ザガットサーベイ」 

“星付きレストラン”と“トップ40”を比べたら?

2007年11月27日

(表1)「ミシュランガイド東京2008」の3ツ星、2ツ星レストランの顔ぶれ

11月22日の発売以来、好調な売れ行きを見せている「ミシュランガイド東京2008」。欧米人3人、日本人2人の調査員による覆面調査の結果、8店に3ツ星、25店に2ツ星、117店に1ツ星が与えられた。星の数は合計で191。東京は「世界で最も(ミシュランの)星が多い都市」になった。

ところで、世界的なレストランガイドとしては「ザガットサーベイ」も忘れてはならない。ニューヨークで生まれ、1999年に日本に上陸したザガットサーベイは、一般消費者へのアンケートが基になっている。ちなみに、「ザガットサーベイ 東京のレストラン2008」は4790人の消費者が投票した。

さて、プロの覆面調査員と一般消費者とでは、レストランの評価にどんな違いがあるのか。編集部では「ミシュランガイド東京2008」と「ザガットサーベイ 東京のレストラン2008」を比較してみた。

表1がミシュランガイドの3ツ星および2ツ星レストランの顔ぶれ。一方、表2はザガットサーベイによる「お気に入りレストラン」トップ40と、「料理」の評価トップ40だ(ザガットサーベイは「料理」「内装」「サービス」の3項目を各30点満点で評価している)。

(表2)「ザガットサーベイ 東京のレストラン2008」のトップ40。赤字はミシュランでも2ツ星以上を獲得、ピンク文字は1ツ星を獲得した店

表2のうち、ミシュランガイドの3ツ星または2ツ星と重なる店は赤い文字で、1ツ星と重なる店はピンク色の文字で示した。

これを見ると、今回3ツ星を獲得した8店のうち、ザガットサーベイの「お気に入りレストラン」トップ40にも名前があった店は3店。「ロオジエ」「ピエール・ガニェール・ア・東京」「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」だ。

ミシュランガイドの星は「皿の上」だけの評価なので、ザガットサーベイでも「料理」だけの評価トップ40と比較してみると、ミシュランガイド3ツ星レストランのうち、ザガットサーベイの「料理」トップ40に入ったのは「ロオジエ」と「小十」のみだった。

また、ザガットサーベイのトップ40には日本人に人気が高い焼き肉店が多く入っているのに対して、ミシュランガイドには皆無。こんなところにも、調査方法や想定読者の違いが現れている。ミシュランガイドとザガットサーベイの両方で高く評価されるのは、想像以上に難しいことかもしれない。

(日経レストラン編集部)