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ワタミ渡邉美樹社長が真相を激白!「賃金未払いと内部告発による解雇報道についてお話ししましょう」(前編)

2008年6月3日

日経レストランに人気コラム「喝」を掲載しているワタミ渡邉美樹社長が、賃金未払い問題について真相を語った。また、元アルバイト店員が「内部告発への報復で解雇された」と新聞紙上で報道されていることに関しても、「内部告発を理由に解雇した事実は一切ない」とキッパリ断言した。

――2年前の2006年に、アルバイト店員の勤務時間を切り捨てていたとして、労働基準監督署の是正勧告を受け、アルバイト217人に計約1200万円の未払い賃金を支払ったと報道されました。

「2005年に日本マクドナルドホールディングスがアルバイトの勤務時間について、30分未満の部分を切り捨てて計算し、その分の賃金を払っていなかった事実が判明しました。ワタミフードサービスでもそれをきっかけに、制度を変えました。それまで30分単位など大きな枠で管理していたのを、1分単位で勤務時間を管理するようルール化し、指導してきました。

しかし、2006年にあるアルバイト店員から内部告発があり、北大阪労働基準監督署の是正勧告を受けて調べたところ、『和民香里園駅前店』(大阪府寝屋川市)など6店舗で、1分単位の管理ができず賃金未払いの事実が発覚しました。

これは大変だ、もしかしたら他の店舗でも同じようなことが起きているのではないかと危惧し、すぐに全国のワタミフードサービスで働く1万2000人のアルバイトにヒアリングするなど内部調査を実施したのです。その結果、47店舗、合計217人のアルバイトが勤務時間の切り捨てをされており、総額で約1200万円の賃金が未払いになっている事実が判明しました。もちろん未払いの賃金1200万円は、既に支払いました。社内ルールを逸脱し、ひいては社会のルールにも適合しない行動のあった点については真摯に反省し、今後二度と不祥事を起こさないよう、引き続き店長には指導を徹底していくつもりです。ワタミの思いが伝わっていなかったし、理念の徹底が不足していました。

報道があった翌日に『新聞報道を見たとき、驚きを覚えました。社長のところもか!!』というメールがありました。こういう声に対しては、指導が至らず本当に申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。反省しています。ただ、『マスコミにばれてから慌てて支払うようなマネしやがって!! 』という怒りのメールもいただきましたが、これは事実ではありませんし、事実が判明した時にすぐに調査を行い、支払いを行いました」。

インタビューは(後編)に続く