
「ららぽーと柏の葉」に“植物工場”を設置
無農薬でレタス・ハーブ類を水耕栽培
みらい、三協フロンテア、三井不動産の3 社は、千葉大学の監修のもと、つくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅前の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」内に、小型植物工場「みらい畑」を設置。レタス類・ハーブ類栽培の実証実験を行っている。

小型植物工場「みらい畑」のスペースは2坪ほど
今回の試みは、広く一般の人に植物工場の有用性を理解してもらうために実施しているもの。植物工場「みらい畑」は高気密な閉鎖型施設で、人工光源のみで農薬を使用せずに野菜を水耕栽培している。栽培品目は、水耕栽培に適しているレタスやグリーンレタス、サンチュなどのレタス類と、バジルやからし水菜、クレソンなどのハーブ類だ。
「みらい畑」は、3.40m(幅)×2.00m(奥行)×2.35m(高さ)の約2坪ほどのスペースで、生産量は1カ月500~600 株を予定している。農薬を使用せずに栽培できることから、土や虫を洗い流す必要がない。また、芯などの食べられない部分を除いたレタスの可食部の割合は、通常、約40~70%とされているが、今回はそれが約97~98%と想定される。
さらに光源に赤色・青色LEDを使用することで、従来型の蛍光灯のみの場合と比較し、消費電力を30%、運用コストを80%に抑制することが可能に想定になりそうという。また生育に必要な温度・光・水・養分などはコンピューターで管理し、気候変動に左右されず、連続的に生産できる。
千葉大学は経済産業省の支援を受け「植物工場研究センター事業」に取り組むことが決定している。また、みらいは、柏の葉キャンパスエリアの研究拠点整備への事業参画を予定していることから、それに先駆け、「ららぽーとと柏の葉」において実証実験を行うに至った。
期間は10月から12月末までの3カ月間で、生産された野菜の試食や収穫体験会のほか、一般販売も行う予定。フードマイレージ(食料の輸送距離)ゼロ、生産したその場で食べられる地産地消の新たな試みとしても注目される。
(滝口 智子)
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