セルフ店舗診断 私ならココをチェックする!

8人の経営者が“目のつけどころ”を披露

2010年3月8日

「日経レストラン」3月号の特集は「セルフ店舗診断」。コストをかけずに経営者や店長が自店の現状や問題点をチェックする仕組みを分かりやすく解説します。普段なかなか気がつかない自店の弱点や足りない点を把握することで売り上げを伸ばし、繁盛店になる秘訣をまとめたものです。

ここでは特集の中から、4人の著名・辣腕経営者が行っている「セルフチェック法」を紹介します。「日経レストラン」3月号には、セルフ店舗診断を実施している繁盛店の実例や今日から実施できる「保存版!セルフ店舗診断チェックリスト」など、読み応えのある内容が盛りだくさんです。ご購読は(http://nr.nikkeibp.co.jp/sales/what/index.html)から。ぜひご検討ください。

エー・ピーカンパニー 米山久社長

エー・ピーカンパニー 米山久社長
  1. 商品のチェック
  2. 店に入った時の空気
  3. 「箸」を落としてみる

盛りつけはメニュー写真通りか、価格以上の品質を維持しているか、お客がどんな表情で食べているかをさりげなく観察する。気になることがあれば、商品開発チームに即連絡して改善。

暇な時間でもお客を迎える「空気」が出来ているか。お客は、一瞬で歓迎されているかどうか肌で感じるから、とても大切。毎日店にいるスタッフだと分からなくなることが多い。この確認は私(社長)の役目だ。

箸を落としたら、アルバイトであれ、何も言わずにサッと持ってこられるか。店長の教育レベルを判断できる。

夢笛 高橋英樹社長

夢笛 高橋英樹社長
  1. アルバイト社員のブログをチェックする
  2. 知り合いのお客(常連客)に店の変化を聞く

若いアルバイト社員は店に何らかの不満があると、すぐブログに書き込む。スタッフ同士の人間関係も行間から読み取れる。店の様子は店長からも聞けるが、都合の悪いことは言いたがらないもの。ブログの率直な書き込みの方がよほど参考になる。

当社の常連客は(社長である私の)携帯の留守番電話に予約メッセージを残すことがよくある。来店してくれたお礼の電話の際、店の様子をさり気なく聞いている。何度も来店しているので、「以前と比べて店に変化があったかどうか」も聞くことができる。

王将フードサービス 大東隆行社長

エー・ピーカンパニー 米山久社長
  1. 店の外から“繁盛店オーラ”が感じられるか
  2. 注文を受けてから商品を出すでの動作がスムーズか
  3. スタッフの関係がぎくしゃくしていないか

繁盛店は店に入る前から独特の活気が感じられるものだ。私は店の前に数秒間立てば、良い店かどうか、感覚的に分かる。

注文を受けて、調理をして、商品を出す。良い店は一連の動作にムダがない。かかる時間の短さよりも、スムーズさが大切だ。これができてない店は繁盛しない。

繁盛店は全員が忙しいから、些細なことでもスタッフ同士の雰囲気が悪化しかねない。お客にも伝わるから、何としても防がねばならない。だからスタッフ一人ひとりの表情や仕事ぶりから人間関係を把握することはとても大切だ。

菊乃井 村田吉弘社長

夢笛 高橋英樹社長
  1. 「食べログ」で厳しい評価の書き込みを確認する
  2. 出汁の味が変わっていないか確かめる
  3. 若いスタッフの表情を見る

大きな問題なら、放っておいても下から報告がある。食べログは店の人間が気付いていないような小さな問題点を知るのに使っている。

出汁を作らせ、口をつければ調理場の状況はだいたい分かる。勝手に鰹節を変えたりしている店は、大抵、人間関係がぎくしゃくしていたりするものだ。

若いスタッフの表情は店の様子を探る格好のバロメーターになる。中堅以上だと(表情を)ごまかすこともできるが、若い子はすぐ顔に出てしまうからだ。「いつもと違う」と感じたら、店長を呼んでじっくり話を聞けば良い。

(日経レストラン編集部)

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