
仙台駅前に「復興支援酒場」がオープン
秋田県に本社を置き、東北を中心に飲食店を展開しているドリームリンクは、9月13日、宮城県・仙台駅前に、店舗の利益を全額、東日本大震災の被災地である岩手、宮城、福島の3県に均等に寄付することを目的とした非営利の酒場「復興支援酒場」をほぼ1年間の期間限定でオープンする。
「復興支援酒場」には被災地3県の地酒計94種を置くほか、被災地での雇用を最優先する。また、被災地で生産された食材への風評被害を防ぐため、使用する食材については放射能測定器を使い自分たちができる検査を独自に行う。仕入れコストが下がればその分寄付金を増やせるため、全国のメーカーや業者、個人事業主、身元確認が取れる個人などから、食材、酒類、備品などの現物協賛も受け付ける予定。寄付された品の一覧や寄付者名などは、後日まとめて発表する方針だ。
店舗の営業期間は2011年9月13日から2012年9月30日までの約1年間を予定。店舗の利益は税理士などの専門家に内容を検証してもらった上で毎月公開し、寄付の実行は1年間の店舗利益が確定次第、公開した上で行う。
同社は、自分たちを育ててくれた東北のためにできることはないかと、震災直後には、店にある食材を使って料理を作り配るなどした。各地で食糧が確保できるようになってからは、復興支援を目的とした料理や宴会コースを導入。料理を280円+10円、宴会コースを3000円+100円などとし、プラスの10円や100円を寄付の財源にして3月24日~5月31日の69日間で26万7720円を集めた上で、そのお金に自社から同額の26万7720円を加えた額を宮城、福島の県庁に寄付した。現在も、被災3県の店舗で、復興支援で被災地を訪れている人を対象に飲食のサービスを実施している。そうした活動の延長として、「復興支援酒場」を立ち上げることとなった。
遠く離れていて店に来られない人からの現金での寄付も受け付ける計画で、その場合、専用口座に振り込んでもらった後、その一部で被災地の特産品を購入して寄付者に送付し、残った金額を全額寄付する予定だ。
「復興支援酒場」の概要
- 住所:仙台市青葉区中央1-8-2
- 営業時間:17:00〜0:00、年中無休
- 客席数:42席
(日経レストラン編集部)
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