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第19回メニューグランプリ受賞作はデザート!

鈴木崇志さんの「お米のババロワとしょうゆのアイス みたらし団子仕立て」

2013年2月22日

2月21日、「第19回日経レストランメニューグランプリ」の決勝が、東京ビッグサイト(東京・有明)で開催中の展示会「Hoteres Japan(国際ホテル・レストラン・ショー)」で行われた。8人の決勝進出者が、東6ホール内の特設ステージで自分が考案した創作料理を調理、披露した。

グランプリに輝いたのは、新横浜グレイスホテル(横浜市)のパティシエ副料理長、鈴木崇志さんの作品「お米のババロワとしょうゆのアイスみたらし団子仕立て」。デザートがグランプリに選出されるのは、第12回の小倉龍介氏(「restaurant Ryu」オーナーシェフ)による「丹波黒豆生地のミルクレープ 魅惑のモンブラン仕立て」以来で、7年ぶり4度目となる。

調理中はステージ上で「思っていた以上に会場が熱いので、アイスクリームやチョコレートの飾りが溶けそうで、四苦八苦しています」と語っていた鈴木さん。表彰式では、受賞の瞬間を「まだ実感がわきません。名前が呼ばれたときは鳥肌が立ちました」と振り返り、「¥1,000,000」と書かれたプレートを頭の上に大きく掲げた。

初応募で栄冠を手にした新横浜グレイスホテルの鈴木崇志さんのグランプリ作品「お米のババロワとしょうゆのアイスみたらし団子仕立て」

初応募で栄冠を手にした新横浜グレイスホテルの鈴木崇志さんのグランプリ作品「お米のババロワとしょうゆのアイスみたらし団子仕立て」

まず「日本人の原点は、お米」と考え、神奈川県の実家にいつもみたらし団子があったことから、お米をババロアにして食感も見た目もユニークなみたらし団子に見立てて「ふるさと」を表現している。初応募でのグランプリ受賞となった。

準グランプリは、益正グループ(福岡市)で常務取締役販売管理本部長を務める草野雅彦さんの作品「丸鶏を駆使した私のふるさと博多's“かまど炊き”」が選出された。草野さんは前回はデザート部門で決勝進出したものの、受賞はかなわなかった。今回、“リベンジ”を果たした格好だ。

前回はデザート部門、今回は料理部門で決勝進出した益正グループの草野雅彦さんの準グランプリ作品「丸鶏を駆使した私のふるさと博多's“かまど炊き”」

前回はデザート部門、今回は料理部門で決勝進出した益正グループの草野雅彦さんの準グランプリ作品「丸鶏を駆使した私のふるさと博多's“かまど炊き”」

博多のふるさと料理である「水炊き(鶏鍋)」「かしわ飯(鶏五目ご飯)」「がめ煮(筑前煮)」をアレンジした。だし職人の協力を得て開発した10種類の海鮮だしと、小学校の通学路にあった店の醤油でスープを使っている。「小さい頃、ぜんそくだったため、野菜の入ったおじやをよく食べていた。これを今回、作品に取り込もうと思った」と草野さんは鍋のアイデアを説明した。

審査員長の熊谷喜八・アイビー最高顧問は講評で「鈴木さんの作品は、『みたらし団子って、こんなのもあるよな』と想起させる、21世紀型のみたらしデザートと言える。草野さんの作品は、余計な具材を入れず、鶏とスープのおいしさで勝負する潔さが良かった」と評価のポイントを語った。

表彰式には、学生部門でグランプリを受賞した「ホタテのRock'N DOME」のエコール辻東京に在籍する生田卓也さん、準グランプリ「会津みしらず柿のティラミス~ふるさと復興の味~」で同じくエコール辻東京の村山未紗さんも登壇した。

学生部門グランプリ作品、フレンチ料理人を志す生田卓也さんの「ホタテのRock'N DOME」

フレンチ料理人を志す生田卓也さんの学生部門グランプリ作品「ホタテのRock'N DOME」

今回、女性では唯一の受賞者となった村山未紗さんの学生部門準グランプリ作品「会津みしらず柿のティラミス~ふるさと復興の味~」

今回、女性では唯一の受賞者となった村山未紗さんの学生部門準グランプリ作品「会津みしらず柿のティラミス~ふるさと復興の味~」

生田さんは「すごくうれしく思うと同時に、両親や周囲の人々に感謝の気持ちでいっぱいです」、村山さんは「まさか受賞できるとは思っていませんでした。これからも頑張ります」と、それぞれ緊張した面持ちながらも笑顔を見せた。熊谷・審査員長は「この年齢で、これだけの作品を生み出せる才能は素晴らしい。これからの活躍を期待している」とエールを送った。

また、今回、デザート部門準グランプリは該当なしとなった。

全員の集合写真(審査員を含む)

(日経レストラン編集部)
(人物写真=室川イサオ、料理写真=水野浩志)

決勝の概要

2月21日(木)、東京ビッグサイト(東京都港区有明3-10-1)で開催中の展示会「Hoteres Japan(国際ホテル・レストラン・ショー)」の東6ホール内特設ステージで決勝を開催。応募作品を本人がステージ上で調理。決勝審査員による試食と評議を経て、グランプリと準グランプリを決定した。

決勝審査員

  • アイビー最高顧問 熊谷喜八氏
  • 「szechwan restaurant陳」 四川飯店グループ総料理長 菰田欣也氏
  • 「HAL YAMASHITA 東京」 オーナーシェフ 山下春幸氏
  • 辻調理師専門学校日本料理専任教授 杉浦孝王氏
  • 日経レストラン編集長 戸田顕司

主催

日経BP社 日経レストラン

後援

農林水産省

協賛企業

アサヒビール株式会社/エバラ食品工業株式会社/カゴメ株式会社/グルメキャリー/株式会社サニクリーン/東京ガス株式会社/東芝テック株式会社/日本製粉株式会社/日本洗浄機株式会社/株式会社フジマック/ユウキ食品株式会社/ル・コルドン・ブルー

アサヒビール株式会社
エバラ食品工業株式会社
カゴメ株式会社
グルメキャリー
株式会社サニクリーン
日本製粉株式会社
株式会社フジマック
ユウキ食品株式会社
ル・コルドン・ブルー