橋本明彦さん

結婚のプロに聞く プロポーズ事情

橋本明彦
QCON発行人/All About『男の恋愛・結婚』ガイドウエディングディレクションズ株式会社CEO 近著に『プロポーズ成功マニュアル』(中経出版)がある。
QCON:婚活ブームの後押しもあり、目下、急成長中の話題サイト。「出会い」から「結婚」の間にまつわる情報を、ランキングやアンケートなどの各種データ、ブログなど多角的に整理して発信しています。ザ・リッツ・カールトン東京とのコラボ企画なども見逃せません!! qcon.jp

Q 最近はプロポーズしない人が多いって本当?

A あやふやな言葉で、済ませている人が多いよう。

象徴的なエピソードとして、「プロポーズをスルーされた」という女性側の意見が非常に多いことが挙げられます。「うやむやなまま結婚になだれ込んでしまうのか.、ちゃんと仕切り直して欲しいな」という、やりきれない思い、フラストレーション。その一方、男性からはこんなコメントも。ちゃんとホテルを予約して、ディナーを食べながらプロポーズしたつもりなのに、翌朝、 その女性からの「YESかNOという返事をもらってないんだけど……」と不安をもらしてしまう意見も聞かれます。例えば、「ずっと一緒にいよう」とか、「毎日、美味しい味噌汁を作ってくれ」みたいな婉曲話法を使われたら、女性は「何の話?」となるのは当たり前ですし、プロポーズだと受け止めてくれません。ここに男女間のすれ違いがあるようです。言葉が女性に響いていないんですね。ちゃんと“結婚”という言葉をそこに入れて、プロポーズをすることが大切なのです。

Q プロポーズする時のアドバイスは?

A サプライズよりも“意表を突く”プランを。

演出の小物は、小さなものでもいいので用意しましょう。例えば、リング。必ずしも告白の時になければいけないとも言い切れませんが、何か印象的なアイテムがあった方がいいですよね。花束でもいいですし、プロポーズ限定のジュエリーとしてピンキーリングでもいいと思います。むしろ、高価なリングをいきなり渡したら、相手を当惑させてしまう可能性もあります。その後、結婚式を挙げたり、家を買ったりともっと大きなイベントが控えているのですから、ラテンなノリでプロポーズして欲しいですね。そして大事なのは、 大仕掛けのサプライズより、“意表を突く”という考え。目が覚めたら、リングがはめられていた……。そんなさりげない演出の序章として、レストランを利用するのもひとつの手だと思います。

Q 草食系彼氏だと、やっぱりプロポーズも消極的

A まずは、結婚をイメージさせることが重要!

草食系男子は、自分から能動的に動くのではなく、何かのきっかけを待っている状態が多いように思います。見つめ合って、きちんとプロポーズをすることもなく、大きな一歩を踏み出すのが億劫な人が確かに増えている実感はあります。そういう人には、未来について具体的にイメージすることをおすすめします。彼女を失うことが耐えられるかどうかを考えたり、10年後にまだ結婚していないふたりを想像したり。その未来が受け入れ難いものであれば、すぐにプロポーズすべきです。その逆で、失うことが耐えられたり未来も変わらなそうであれば、即座に別れてもいいでしょう。新しい相手と巡り会って、新鮮な状態になれば、結婚への瞬発力が出る場合もありますし。やはり“結婚は勢い”です(笑)。今も昔もきっかけで多いのは、“できちゃった婚”。ある地域では全体の5割ぐらいのところもあるんですよ。少なくても全国平均でも2割から3割はいます。

Q 女性からのプロポーズは、男性としてはOK?

A もちろんOKです!

『QCON』で取ったアンケートでは、70%の男性が「女性からのプロポーズ」はウェルカムだそうです。実態としては、「別にかまわない」といったやや冷めた態度が多い点は気がかりですが……。男性の背中を押すという考えであれば、大いにありだと思いますね。最近の傾向として、20代の男性に「面倒くさい」「大変そう」という回答が意外に多いんです。そういう人は、自分が傷つきたくないタイプですから、言い換えると、自己愛が強いんです。ですから、そういう人に向かって、「あなたのDNAがあなたで途絶えてしまってもいいの?」と詰め寄るといった、意外性のある逆プロポーズはどうでしょう? 自分の分身を残せないとなると、自分好きな人が少しは結婚、そして子を持つことへのスイッチが入るかもしれません。

Q 橋本さんおすすめのウエディングスタイルは?

A ゲスト重視のレストランウエディングです。

やはり、ゲストに合わせておもてなしするスタイルがおすすめです。まず新郎新婦には「自分たちのことは忘れなさい」と言いたい。ふたりはメインテーブルにずっと座っているのではなく、ゲストの各テーブルを積極的にまわるべきです。バンケットウエディングに比べて、ゲストと深くコミュニケーションをとれる会場がまさにレストラン。ウエディングで大切なことは、ゲストのニーズを把握することです。たとえば、新郎の実家が熊本で40名が出席する場合、彼らにワインをサーウ゛するというよりは、芋、米、麦といろいろな焼酎を用意するほうがいいケースもあります。このようなゲストに合わせたおもてなしを提案するスタイルが、一番アップデートされたスタイルだと言えると思います。